ただ今までのそれは、遂にここに辿り着いた、という特別な感慨が客席からもアーティストからも感じられる非日常感のあるライブだった。対してこの日の代々木体育館は、会場のスケールとアーティストのパフォーマンスが対等に合致している普通で自然な「ツアーの東京公演」という印象だった。気負いも背伸びもなくアリーナ会場が自分達にとっての新たな主戦場になった、ということにマカロニえんぴつの進化と成長を実感した。声出しの解禁という要素も大きかったのだろう。ライブハウスとアリーナの境界線が無くなったようにも感じた。
8月にリリースされたメジャー2ndアルバム『大人の涙』は、音楽的な深化とバリエーションの豊かさが際立ったアルバムだったが、だからこそそれに対応したライブも比例してスケールアップ出来たのだと思う。
音楽はより繊細になり、ライブはより派手になる。その両極に進めている彼らが頼もしい。(海津亮)
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