言わずもがなセカオワは今も音楽シーンの最前線を走り続けている。にもかかわらず、ライブハウスにしかもツアーという形で戻ってくるとは夢にも思っていなかった。
肉眼でも表情がわかるくらいの距離にメンバーがいることに興奮したし、ずっと聴きたいと思っていた曲の1音目が鳴ったときには思わず涙が溢れた。
フロアに掲げられた色とりどりの歴代ツアーのタオルを見て、今日会場に集ったお客さんそれぞれに、セカオワと共に人生を歩んできた歴史があるのだろうと考えると、胸が熱くなった。フロアにいる一人ひとりから送られたセカオワへの愛を全部受け止めた4人は、とても楽しそうで、ちゃんと私たちと同じ世界を生きていた。(有本早季)
『ROCKIN'ON JAPAN』11月号のご購入はこちら