Hermann H. & The Pacemakers・岡本洋平(Vo・G)が「ステージ4の下咽頭癌」「声帯を摘出しないと生命に関わる」と診断を受けたのが2016年のこと。
その後、声帯温存の可能性に懸けて根気強く化学療法を続けることによって腫瘍を克服。
7月13日&22日に東京キネマ倶楽部で開催される岡本復活祭イベント「NEVER DIE YOUNG」を前に、岡本に久々にインタビューを行った。
深刻な病気の前後で変わったこと・変わらざるを得なかったこと。
それでも変わらずに追い求める「ヘルマンという最高の遊び場」の在り方について。
丁寧に言葉を選びつつ、ユーモアを交えつつ、彼はすべてを語ってくれた。
こんがらがった青春性そのもののヘルマンの音楽の面白さは、怖いもの知らずの少年少女の無責任さと表裏一体のものでもあった。
が、2012年に復活&再始動してからのヘルマンは、そのカラフルな「無責任さ」を大人の経験値と分別をもって見事に再構築してみせた。
そして、自らの「生還」を語る岡本の言葉は、復活後のヘルマンが体現する「力強く無責任なポップ」のさらなる進化を確かに予感させるものだ。
インタビューは5月30日発売のJAPAN7月号に掲載。ぜひご一読を。
写真は取材直後の岡本。メタリカTで気合い十分。(高橋智樹)
ヘルマン岡本が語ってくれた、自らの「生還」とバンドの意味
2018.05.09 20:33