多様化する音楽ストリーミング・サービスを象徴する買収

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2つの音楽ストリーミング・サービスが、その性質を象徴する買収を行ったという記事が興味深いので紹介します。まずはNIN、トレント・レズナーがドクター・ドレーと手がけるBeats。もうひとつはスウェーデン発、日本法人も設立しているSpotify。BeatsはTopspinを、SpotifyはThe
Echo Nestを買収(こちらのニュースhttp://ro69.jp/news/detail/98532でも報じてます)

Beatsはアーティスト・フレンドリーでアーティストのお墨付き。Spotifyは365日どこでも音楽にアクセスできるプラットフォームでおすすめ曲が充実、楽曲数は最大。

Beatsが買収したのは、eコマースなども備えファンが直接アクセスできるプラットフォームのTopspinで、これが意味するのは、Beatsだとアーティストのメリットが大きくなるということ。アーティストがBeatsを愛用すればするほどリスナーも増える。

Spotifyは音楽ユーザーにとって選択肢がいろいろと用意されている。デバイスの種類を超えて音楽にアクセスできるし、カタログがとにかく膨大。The
Echo Nestは以前こちらの記事(http://ro69.jp/blog/hatori/87698)でも紹介したように、音楽を「発見」するためのAPIの機能において勝っている。もしSpotifyが「おすすめ」や「発見」においてさらなる効力を発揮するようになり、コミュニティ・ツールを広げることになれば、Spotifyは次の段階へいけるだろう。

でも、SpotifyはTopspinの「ArtistLink」(※クリエイターが音源を送ったり、PRの請負等もやる)を1年前に統合しているし、The
Echo NestはRdioやiHeartRadio, XBOX Music, VEVOを備えている。

勝者がすべてを手にするのか、より多くの企業にチャンスがあるのかは分からない、ということ。

http://www.hypebot.com/hypebot/2014/03/spotify-and-beats-music-acquisitions-illustrate-differing-strategies.html

海外では音楽ストリーミングサービスの数も膨大になってきた。すでに差別化が図られる時代になっているという記事でした。
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