巷で話題沸騰となっているマルーン5の新曲“Don’t Wanna Know”。ケンドリック・ラマーの客演を、一部批評家やヒップな方々は少し遠巻きに見ているようでもある。
だけど、この曲は本当にすごい。
↓のミュージック・ビデオはもう観ただろうか?(以下、ネタバレあり)
一番すごいのが3分38秒あたり。ポケモンGOのモンスターたち風の被り物をしたマルーン5のメンバーが、コンサートのステージで熱狂的なハイライトを作り出すところだ。あまりに切なくてちょっと涙が出そうになる。
エンターテインメントとは儚いもので、ポップ・スターは本当はキラキラしているばかりではないということに多くの人が気づいてしまった今という時代。そんな時代に自らを客体化できるパワーがあるからこそ、マルーン5はエンターテインメントへの深い愛情と痛烈なアイロニーを同時に表現することができるのだ。