ストライプス、一夜限りの渋谷クラブクアトロ来日公演!やっぱりサイコーのバンド!

ストライプス、一夜限りの渋谷クラブクアトロ来日公演!やっぱりサイコーのバンド!

約一年ぶりに日本にやってきたストライプス。うん、やっぱりこのバンドは本当にいいバンドだ。新作『リトル・ヴィクトリーズ』の音源ではもはやアリーナ級のビッグなサウンドも聴かせているが、こうやってライブハウスで観るといかに彼らのロックンロールが原初的で、エネルギッシュで、まあとにかく一切の説明を必要としない潔さに貫かれているかが分かる。分かるというか、頭で理解する前に、直感させられる。

ロスは前半の表現力を増したヴォーカルと、後半、ハンドマイクのデビュー時のピュアさを両方きちんと見せていたし、ジョシュのギターはストロークス“Someday”から"Blue Collar Jane"へと繋げる余裕のパワフルさ。エヴァンもピートも、リズム隊として変な冒険をすることなく、きっちり格を上げていた。

ストライプスというバンドはどう特別なのか。それは、とかくそれだけが先行しがちな成長物語が、あくまでも後からついてくるものだということだ。成長しよう、冒険しよう、挑戦しよう、そうやって空回りすることなく、ただ前進するのみということ。当たり前のように進化することが当たり前だという凄さ。観るたびに、何年先もこのバンドを見ていたいと思うのだ。

セットリスト、“Scumbag City"は"Hometown Girls"の後にやりました。最後、"You Can't Judge A Book By The Cover"の大合唱も!
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