エルボーの新曲“New York Morning”の歌詞にオノ・ヨーコが公開書簡で感謝を表明
2014.03.07 12:45
3月11日に新作『The Take Off and Landing of Everything』をリリースするエルボーだが、新作からの新曲“New York Morning”でオノ・ヨーコについて歌詞で触れていて、これにヨーコも返答の書簡を公開している。
“New York Morning”でエルボーは「おかしなおばさん/ニューヨークは話がわかる場所なんだよ/現代のローマのような場所なんだ/住民はヨーコにもやさしいくらいなんだ」と歌っているが、これに対してヨーコは自身のオフィシャル・サイトでバンドに宛てた書簡を公開し、自身とジョンのニューヨークとの関係を綴っている。
「ガイ、クレイグ、マーク、ピートとリチャードへ
そうなんです。あなたたちが歌っているようにニューヨークはわたしにやさしくしてくれてきました。そのことに触れてくれてありがとう。
ジョンにとっても、ずっとこの街に住みたがっていて、有名なアルバムのジャケットのボブ・ディランの姿を見て以来のことだったとのことです(『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』)。その夢を叶えるためにわたしはきっかけのひとつになれました。
眠れない夜などには、優しかった夫のことを思い出しますが、本当は愛してやまなかった母国から文字通り蹴り出されるような扱いを受けて、この寒々しい港町に来て生きていく術を身に着けたのです。自分と自分の女が静かに暮らしていけるように。
コインには裏と表もあるのです。それは人生もまた同じですね。
ニューヨーク滞在を楽しんでください。
わたしたちはとっても楽しみましたよ。
愛を込めて
ヨーコ」
バンドは今月中旬からヨーロッパ・ツアーを開始し、5月にはアメリカ・ツアーに乗り出すことが発表されている。
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