アリス・クーパー、マムフォード&サンズをロックンロールと呼ぶことはロックへの侮辱だと語る

アリス・クーパー、マムフォード&サンズをロックンロールと呼ぶことはロックへの侮辱だと語る

アリス・クーパーはマムフォード・アンド・サンズのようなバンドをロック・バンドと呼ぶことはロック・ミュージックへの侮辱だと語っている。

アメリカのエンタテイメント・テレビの「フューズ」の取材に応えたアリスは今時のロック・ミュージシャンは「ロック・バンドに入ることにも腰が引けている」と語っていて、今の世代のミュージシャンは「菜食をやめて、しっかりステーキを食え」と訴えている。

「俺は単純に今の世代の連中は全員ステーキを食う必要があるんじゃないかと思うんだよね。ひょっとしたらもう菜食主義はやめてさ、貪欲に血を身体の組織の中に注入すればいいだけの話なんじゃないのかってね。ロックンロールっていうのは『ハッピー、ハッピー、ハッピー、わたしたちザ・ルミニアーズ、フォーク・ダンスを始めましょ』っていうのは違うんだからさ。別にそういうのだってあってもいいんだよ。最高のフォーク・ダンス・バンドを観たいと思ったら、ザ・ルミニアーズを観たいと思うわけだからさ」

アリスはデンバーのインディ・フォーク・バンド、ザ・ルミニアーズを引き合いに出しながらそう語ったが、その後はマムフォード・アンド・サンズをたとえに使って次のように説明している。
「マムフォード・アンド・サンズのやってることは本当にすごいもんだと思うよ。でも、あれはロックンロールじゃないよ。あれをロックンロールとは呼ばないでくれ。それはロックンロールへの侮辱だよ」

「なんかフォーク・ロックをやりたがってるのかなって俺には思えて、しかも、そこら中の誰とも同じ格好をしたがるんだよね。俺はそういう意味では考え方が古いから、バンドをやるんだったら、おまえはアウトローだっていう考え方なんだよ。お決まり通りやってちゃだめなんだよ。アウトローなんだから。だからってドラッグやらなきゃいけないわけじゃないよ。でも、ステージに出たらさ、ギターは胸とかの高さでは弾かないものなんだよ。使うのはアコースティック・ギターじゃないんだからさ。腰の辺りで弾くもんなんだよ。音楽は脳味噌から来てるんじゃないんだから。腹の底から来てるんだからさ。股間から湧いてくるんだよ。そういうセクシュアルなものなんだ。野蛮なものなんだから」

さらにアリスはこう締め括っている。
「しまいには俺もこう言うわけだよ、『わかったよ、おまえらロック・バンドをやりたくないわけね、結構! 俺たちにはその方が好都合だよ』ってさ。でもね、もっとザ・フー・ファイターズだとか、グリーン・デイだとか、本当のロック・バンドの活躍の余地はあるよ。なんでみんなロック・バンドをやるのをここまでビビってるのか俺にはよくわからないね」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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