フー・ファイターズとしての新作制作に取りかかっていることを明らかにしているデイヴ・グロールは新作が「普通のアルバムにはならない」と明らかにしている。
『ビルボード』誌との取材に応えてデイヴは2011年の『ウェイスティング・ライト』に続く新作用の作業は続いているとしながらも、完成のめどなどはまったくついていないと次のように語っている。
「まあ、とにかく今は書いているところだからね。レコードに取りかかると、俺たちは自分たちのペースでやると一番うまくいくというのがわかってきてて、手っ取り早くできる時もあれば、しばらく時間がかかる時もあるんだよ」
その一方でデイヴは今度の新作に向けていろいろクレイジーなアイディアを用意していて、これまでのどのアルバムとも違ったものになると語っている。
「次のアルバムでやりたいことやレコーディングについては途轍もないアイディアがあるんだよ。もう普通じゃないから。これはね、普通な作品にはならないよ」
その一方でドラムのテイラー・ホーキンスは次のように語っている。
「アルバムは今の段階ではまだデイヴの脳味噌の中に巣食うウィルスのような状態だから。デイヴはたくさんアイディアがあるんだとは言ってるけど、今のところまだホーン・セクションを入れたりとか、そういう突飛なことはやってないよ。どういう道を辿るかはまだわからないけど。ただ、いつもいつもやり方は違ってるし、そこがいいんだよね」
デイヴは先頃、自身が監督を務めたドキュメンタリー映画『Sound City』を発表し、3月13日にリリースされたそのサントラ盤『サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール』でのポール・マッカートニーやフリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックス、トレント・レズナーらとのコラボレーションが話題を呼んでいた。映画とアルバムに参加したアーティストを引き連れたサウンド・シティ・プレイヤーズとしてのライヴも敢行したが、ロンドン公演では、すぐにでもフー・ファイターズの新作に取りかかるつもりだと語っている。
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