システム・オブ・ア・ダウンのサージ、ソロ新作のほか3枚のアルバムを今年中にリリースすると語る
2012.06.05 21:30
7月11日にソロ新作『切腹』をリリースするシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンだが、実は他に様々なプロジェクトで3枚ものリリースを予定していて、今年中に4枚のアルバムをリリースする予定になっているという。
その3枚のうちのひとつ『Orca』は交響楽作品、『Jazz-Iz-Christ』はジャズ作品、そしてマインドレス・セルフ・インダルジェンスのジミー・ユリーンとのサイド・プロジェクト、ファンクトロニックの新作が3枚目の作品となるとか。
基本的にサージは作品を仕上げる時にはじっくりひとつの作品と向き合うのが好きだというが、実際の制作を行っている時にはさまざまなプロジェクトを同時進行でやる方が自身の創作意欲のためにも刺激になっていいと言っていて、そのすべてがたまたま今年は同じ年にリリースが重なってしまったということらしい。
『Orca』は3年前からサージが取りかかっている初の交響楽作品で、サージによれば「19世紀の作曲作法と現代の映画音楽作曲と、俺自身のちょっとクレイジーな作曲法のすごくいいコンビネーションになっている」とのことだ。
その一方でジャズ・アルバムの方はもう長年にわたって書き続けたジャズ風の曲のコレクションになっているそうで、もともといつでも作曲してないとならないサージとしては折に触れてジャズ風の曲が書けてしまうことがあって、そうやってストックされた楽曲を友人のジャズ・ミュージシャンらと仕上げてしまうことにしたとか。ただ、全員世界各地で活動しているミュージシャンなので、ファイルを投げ合うことで形にしていったとサージは語っている。
なお、肝腎の昨年再結成したシステム・オブ・ア・ダウンの新作については次のようにサージは語っている。
「すぐにってことは無理だと思うけど、その選択は常に残されているから。ちゃんといい時期が来て、みんなが時間的に都合が合う時期が巡ってきて、今一緒になってまたやるべきなんだっていう頃合いになった時、その時、やるよ」