今年デビュー25周年を迎えコンピレーション・アルバム『K25 』を今年中にリリースするといわれているカイリー・ミノーグだが、新作についても着手していて2013年にはリリースしたいとメトロ誌に次のように明らかにしている。
「新しい音楽についてももう始めてるの。2013年にはできていると思うわ」
オリジナル・アルバムとしては2010年の『アフロディーテ』以来となる新作についてカイリーはアビイ・ロードで作業を進めていて、さらに相当なビッグ・ネームのアーティストを客演として招くことをほのめかしている。具体的な名前は明らかにしなかったが、「ものすごく刺激的だし、これまでとは違ったものになる」とカイリーは約束している。
さらにアビイ・ロード・スタジオというビートルズなど歴史的なバンドとゆかりの深い環境からも触発を受けていると語っている。「正直『スタジオだけでそんなに違うもの?』って思ってたけど、本当にすごいスタジオなの。音がものすごく圧倒的で、それだけでああ、ここって本当に聖地なのねって実感するっていうか」。
なお、カイリーの2001年の大ヒット・シングル“熱く胸を焦がして”は過去10年で最も公共の場で聴かれた曲として認定されたことを、イギリスで楽曲のパフォーマンスや放送で発生する著作権料の徴収と管理を行う団体PRSが発表している。PRSによれば、“熱く胸を焦がして”はブリトニー・スピアーズの“トキシック”やロビー・ウィリアムズの“エンジェルス”を押さえて、過去10年間でイギリスで最大のエアプレイを受け、カヴァーもされた曲として今回認定されたとか。
“熱く胸を焦がして”はパフォーマーからソングライターへ転じたキャシー・デニスによって書かれ、S・クラブ7やソフィー・エリス=ベクスターらによって却下されてきたが、カイリーの2001年のアルバム『フィーヴァー』に収録され、リード・シングルとして大ヒットした。
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