キングス・オブ・レオンのボーカルのカレブ・フォロウィルが7月30日にテキサス州ダラスのライブで突然パフォーマンスを放棄してしまった事件をめぐって、バンド側はカレブの「手のつけられなくなった」酒癖を矯正するためリハビリを受けることを促しているという。
バンドはアメリカ・ツアー中だったが、8月1日に残りのツアーの予定をすべてカレブの「喉の不調と消耗」のため中止にしたことを明らかにしている。7月30日の問題のライブではカレブはオーディエンスに1回ゲロしてまたビールを取ってくると伝えたが、あと3曲残っていたパフォーマンスのためにステージに戻ることはなかった。
USウィークリー誌が伝えるところでは、バンドのほかのメンバーはカレブの「魚が水を飲むみたいに酒を飲んでいる」有様を憂慮しているという。ある関係者筋は次のように語っているとか。
「カレブのアルコール癖は手がつけられなくなってきていて、バンドとしてはカレブにリハビリを受けさせようとしているようです。酒はカレブがずいぶん長く戦ってきたデーモンのひとつでもあるんですよね」
しかし、バンドの広報はツアーの中止はあくまでもカレブの喉の問題によるものだとUSウィークリー誌に語ったという。
「ツアーが今回中止になったのは、カレブの喉を休めるようにとの医師の診断があったからです。バンドは中止について申し訳なく思っています。9月末にまたツアーに戻れることをバンドとしては期待しています」
なお、8月2日にドラムのネイサン・フォロウィルは自身のツイッターで、「俺たち解散するわけじゃないから」と念を押している。その一方で、ベースのジェアードが頓挫した7月30日のライブの後にツイートした書き込みによれば、バンドは「大問題を抱えている」とのことだ。
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