現在ヨーロッパとイギリスをツアー中のジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッドだが、ジョンによれば、ついに新作制作のめどもついたようで、今回のツアー向け再結成もあわせて、去年からのPiL再結成の活動資金は自身のコマーシャル出演費でまかなってきたことを明らかにした。
ジョンはイギリスのバターや乳製品を扱うカントリー・ライフという会社をはじめとする各種CMに出演しているが、今回の新作向けのレコーディング・セッションなどもその収入を充てているとNMEに語っている。
「俺はこれまで常に文無しだったけど、いいこと教えてやろうか? PiLを始めたその日から俺はずっと文無しだったんだよ」とジョンは説明する。「俺にとってはね、これはもう恒久的な問題なんだよね。このユニットについては18年間、資金を調達できたことがないんだ。だから、あのコマーシャルの話が来た時にはもう飛びつきたい気分だったよ」。
ジョンはバンドが「ツアーに出ている間はずっと」新作にとりかかっていると語っているが、どういうサウンドなのかについて語るのを頑なに拒否している。「どっちみち、どんなものかはわからないだろう? 少なくともいまだにメディアは俺がこれまでリリースして来た17枚か18枚もの作品についてどう説明していいのかわかっていないように俺には思えるからね」。
また、PiLの傑作ともいわれる79年のセカンド『メタル・ボックス』を09年にヴァージンが再発したことについてジョンは自分になんの相談もなかったことを非難している。
「これくらい時間が経ってたんだから電話くらい寄こしてもいいはずだし、俺の電話番号も知ってるはずなんだけどな。あのアルバムは大好きだけど、俺はPiLのアルバムはどれも大好きなんだよ。それだけに長々と文句を続けることもできるんだけど、とりあえず、アーティストへの敬意みたいなものがヴァージンにはまったくないね」と説明した。
また、ヴァージンがPiLをパクったようなバンドには平気でお金を積むことに嫌気が差すとも語る。
「連中は俺の作品をダシにして、もっと薄っぺらくて軽い猿真似バンドを集めてきてはそれを店頭にわんさか並べてるんだよ。連中のところにはお金をたんまりと渡すバンドがいくらでもいるのに、俺はそのなかには入っていないんだ。でも、この流れを作ったのは俺だし、いまだにそれは変わってないんだよ」。
ジョンのカントリー・ライフのCMはこちらから
(→http://www.enjoycountrylife.co.uk/upto.php?page=blightyTV)
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