『トワイライト・サーガ』のサントラ制作の秘訣とは?

ミューズの“Neutron Star Collision”がリード・シングルとなり、さらにはデッド・ウェザーやヴァンパイア・ウィークエンドの楽曲も収録する映画『トワイライト・サーガ』シリーズのサントラ『The Twilight Saga : Eclipse』だが、このサントラの制作スタッフがどういう方針でサントラを編集しているのかを明らかにした。

サントラの制作指揮をしているポール・カッツとアレクサンドラ・パトサヴァスはビッグ・アーティストの楽曲を選びながら、ファンファリオやボンベイ・バイシクル・クラブなどといった新進のアーティストも起用しているのは、ちょっと尖がったアーティストを選ぶことで一儲けしようと思ってやっていることではないと説明している。

「『トワイライト・サーガ』シリーズを演出している監督はどの監督も進取の気風がとても強い人たちなので、音楽も新しいものがすごく好みなんです」とパトサヴァスは説明している。「だから、ごく自然な成り行きでこういうラインナップになっているのです」。

また、カッツは新しいバンドを紹介していくことも映画やサントラのファンにとっても大きな楽しみなのだと説明する。「基本的には、あるシーンのためのベストな音楽を用意するということなんだけど」とカッツは語る。「でも、新しいバンドを紹介させてもらうという役割も楽しませてやらせてもらってるよ。たとえば、今度のサントラではイースタン・コンファレンス・チャンピオンズを紹介させてもらっているんだよ」。

また、映画のそれぞれのシーンの求めているモードもすごく大切なのだとパトサヴァスは説明する。「基本的に今度の映画は戦いについての作品ですから」とパトサヴァスは『トワイライト・サーガ/エクリプス』について語る。「なにかが拮抗している感じが音楽に求められるし、だから、デッド・ウェザーの起用にもつながってくるのです」。

最新号のNMEでは『トワイライト・サーガ』のサントラの人気ぶりを検証する特集も掲載。ヴァンパイア・ウィークエンドやナールズ・バークレーのシー・ローなどが取材にも答えてくれている。

『The Twilight Saga : Eclipse』は6月7日にリリース予定。3作目となる映画『トワイライト・サーガ/エクリプス』は日本では11月公開予定だ。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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