ヴァン・ヘイレンの元フロントマン:サミー・ヘイガーが、2011年に出版した回顧録『サミー・ヘイガー自伝 RED 俺のロック人生』にバンドとのネガティブな体験を綴ったことを後悔していると語った。
「Ultimate Classic Rock」によると、Spotifyのポッドキャスト番組『Rock This With Allison Hagendorf』にサミーが出演。2004年に開催されたヴァン・ヘイレンの再結成ツアーで、ギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンと仲違いした件などが綴られた回顧録について質問され、サミーが答えている。
「俺はすべてを綴った。俺が言わなかったことは何もない。ヴァン・ヘイレン時代について、もう少し控えめにしておけばよかったと思う。だけど、回顧録を書いたときに俺は怒ってたからね。メンバーが俺をバンドから放り出して、それは容赦なかった。
エディの冥福を祈っているし、彼のことは死ぬほど大好きだけど、彼と彼の兄貴(アレックス)は対立したら始末に負えない。二人は俺の人生における複雑な時期を、さらに困難にしたんだ」
続けてサミーは、回顧録の内容は誇張はなく、事実のみ綴っているとも語っている。
「そういったことを書いたときは怒ってたけど誇張はしなかった。本当だ。どちらかといえば、俺たちの人生におけるあの時代に、俺は二人に優しくしていた。そして、仲直りできたことを嬉しく思っている。
だけど、もう少し(出版を)待っていたら、そこまで俺は怒っていなかったと思うし、あれほど回顧録に怒りをぶつけていなかっただろう」
昨年10月にエディが亡くなった後、サミーは生前にエディと関係を修復した経緯と詳細を明かしていた。
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