テンプルズのジェームス、大変化作となったセカンド・アルバムの真意を語る
2017.03.03 16:23
3月3日(金)にセカンド・アルバム『ヴォルケーノ』をリリースし、今夏のフジロックフェスティヴァル’17への出演が発表されたテンプルズ。現在発売中の『ロッキング・オン』4月号には、ヴォーカルのジェームスが今作へのアプローチの仕方や、ポップ・ミュージックに対する考え方を語った最新インタビューが掲載されている。
ジェームス自身も「テンプルズといえばサイケデリックっていうイメージが染みついてるから(笑)」と語るほど、強烈な印象を与えたファースト・アルバム『サン・ストラクチャーズ』から3年。『ヴォルケーノ』では前作とは違うサウンドを作り、さらに「よりタイムレスな作品にしよう」と意識して取り組んだと語る。
「このアルバム独自のサウンドを見つけるまでにものすごい苦労してさ。今回、ファーストよりもキック・ドラムをデカくしたいっていうのがあった。それこそダンス・ミュージックに匹敵するくらいの迫力にしたかったんだよね。それと、ダンス・ミュージックのサブ・ベースだったりフリークエンシーだったりは、最初のアルバムの時にはなかった要素で、そもそもその発想すらなかったものだから」
今回もレコーディングの際に1952年製の楽器を使用したり、バンドのサウンドには60年代、70年代の音楽から影響を受けていると公言してきたジェームスだが、現在のポップ・ミュージックとテンプルズ的なポップ・ミュージックの定義の違いについて、以下のように話した。
「今世間で言うところのポップ・ミュージックって、極端なまでにポップ的な部分を強調しているというか。うちのバンドはあそこまであからさまにポップって部分に特化しているわけじゃないけど、ただ、こういう形のポップだってあるんだよっていうことを提示している。そりゃまあ、曖昧なパートだったり、通常のポップ・ミュージックのアレンジからしたら自由すぎるだろって感じがなきにしもあらずだけど、自分達としては最高のポップ・ソングを作ることを常に目標としてるんで(笑)。目指している方向としては、昔ながらのポップ・ミュージックに近いけどね」
リリースの詳細は以下の通り。
●アルバム情報
アーティスト: Temples(テンプルズ)
タイトル:Volcano(ヴォルケーノ)
発売日:2017年3月3日(金)
レーベル: Heavenly Recordings / Hostess
品番:HSE-4012
価格:2,400円+税
※日本盤はボーナストラック1曲、歌詞対訳、ライナーノーツ付(予定)
<トラックリスト>
01. Certainty
02. All Join In
03. I Wanna Be Your Mirror
04. Oh! The Saviour
05. Born Into The Sunset
06. How Would You Like To Go
07. Open Air
08. In My Pocket
09. Celebration
10. Mystery Of Pop
11. Roman God-Like Man
12. Strange Or Be Forgotten
13. Henry’s Cake*
*日本盤ボーナストラック
iTunes:
https://itunes.apple.com/jp/album/volcano/id1171274930?app=itunes&ls=1&at=11lwRX
※iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です
『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143596