アヴィーチー、8か月ぶりのツアーへの復帰と新作『Stories』の制作状況を語る

アヴィーチー、8か月ぶりのツアーへの復帰と新作『Stories』の制作状況を語る

昨年健康面での不安からパフォーマンス活動を一時的にすべて中止にしていたアヴィーチーだが、3月にオーストラリアで開催されたフューチャー・ミュージック・フェスティヴァル、4月にはフロリダ州マイアミで開催されるEDMの祭典、ウルトラ・ミュージック・フェスティヴァルへの出演をそれぞれに果たし、8か月ぶりにツアー活動に復帰してみせている。

ここまでの心境をアヴィーチーはポッドキャストで語っていて、オーストラリアでのライヴに臨んだ際の気持ちを次のように説明したと音楽サイトのユアEDMが伝えている。

「ここ数か月はほんといい感じで調子がいいんだよ。ほとんどスタジオで仕事をしていて、あんまりライヴとかはない状態でね。友達とかとつるんだりもできるし、リラックスして、音楽を聴いて、いろんなことについて話せるようになってほんとにいい感じなんだ……でも、またライヴに復帰していくことになるから。8か月間休みを取った後で戻ってくるのもまた妙な感じなんだけどね。オーストラリアでは本当に久しぶりのライヴになったんだけど、あんまり神経質にもなってない感じだったかな」

また、ウルトラへの出演については次のように語っている。

「また、ウルトラもやって、今度は体調もおかしくならなかったし、病院に行くことにもならなくて、本当によかったよ。ライヴは普段通りにすごくよかったし、これまでのところなんだかものすごくウルトラについて学習した感じで、というのも、1年くらいかけてずっとウルトラのことを考えているわけだし、みんなのフェスティヴァルへの期待感もものすごいわけだし、特にあの週には自分の周囲のノリもすごいことになってきて、なんだか1年で一番楽しみにしているような時期でもあって、DJにとっての夏休みみたいなものなんだよ」

さらに昨年から制作を続けている新作『Stories』については次のように語っている。

「ぼくの新作『Stories』のテイストを少しだけ利かせたウルトラでのセットを数日前に公開してみたんだけど、ものすごく評判いいんだよね……自分で予想していたよりは全然よかったよ。2年前のウルトラとまったく同じことになるのかと思ったんだけど、今ではたくさんの人たちが支持してくれるようになったとわかってよかったと思うよ。だから、ぼくのライヴでもかけるようになったら引き続き喜んでくれると嬉しいんだけど。

今はLAにいて、毎日プロデュースを1日8時間体制でやってるよ。今はアルバム『Stories』を形にしようとしてて、これが本当に楽しくて、しかもこれまでにやった中でも最も難しいことでもあって、それと同時にこれまでやった中でも最高に楽しい作業なんだ。すごく折衷的な内容で、いろんなもののすべてが詰まってて、これは前にも言ったと思うけど、これまでぼくがやってきたものとはまるで違っていて、それでいて、どこかまるで違ってないところもあるから、早くみんながどう思うか知りたいんだよね。トラックによってはBPMもゆったりしてて、4つ打ちにもなってないんだけど、そのトラックを通してぼくの影響はよく聴き取れるものになっていて、そういうところが今度のアルバムのプロジェクト全体を通して一番面白いところなんだよ。どんなジャンルに向かったとしても、そのジャンルの中で自分のサウンドの鳴らし方があるということで、そうすることで自分のサウンドもまた少し違ってきて、なにか別なものになってるんだよね。なんかブルース・トラックのようにね。ブルースでありつつぼくが受けた影響が盛り込まれてるわけで、だから、エリック・プリッズ、スティーヴ・アンジェロ、セバスチャン・イングロッソ、アクスウェルなんかが聴き取れるっていうね。そうやってすべてがすべて違うものになっていくんだ」
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