大麻使用の合法化や医療大麻の合法化が進んでいるアメリカでは、初の世界市場向け大麻ブランドが設立され、大麻好きとして知られていたボブ・マーリーにちなんだものになるという。
ブランドはマーリー・ナチュラルといって、ボブの生まれ育ったジャマイカのライフスタイルと遺産をベースにしたプレミアム大麻ブランドになると11月18日にブランドの経営にあたるプライヴァティア・ホールディングスが発表している。マーリー・ナチュラルでは「古来伝わるジャマイカ大麻」のさまざまな品種のほか、大麻関連のアクセサリーやグッズ、さらに大麻の成分を活かしたローション類なども発売するとビルボード誌が伝えている。摂取用の大麻そのものは、乾燥した花穂、大麻樹脂、樹脂成分を抽出した溶剤の3種類の形で販売する。また、パッケージもニューバランスやスターバックス・コーヒーのデザインを手がけたヘックラー・アソシエイツ社が担当することになるとか。プライヴァティア・ホールディングス代表のブレンダン・ケネディは次のように語っている。
「禁止が解かれると、こういうことが現実化してくるわけですよね。ボブ・マーリーはもう50年以上前から大麻の合法化をずっと後押ししてきていました。その仕上げにわたしたちも一役を買うことになるのです。わたしたちは企業体として社会の変革と環境の保全を最優先していますし、プロフェッショナルで責任ある合法大麻産業を育成していく所存です」
ボブの娘のセデラ・マーリーは「こうしたお話にパパが関わってくるのはごく自然な成り行きだと思うし、パパも『前向きな日の成就のために道を開けよう』って言うはずよ」と語る一方で、息子のローハンは「草は国の癒しになる。草は瞑想のためになる。草は高次のヴァイブレーションのためになる」とコメントしている。