宮本浩次、最高傑作『RAINBOW』が完成するまでの3年半の軌跡を語る
エレファントカシマシが生み出した22枚のアルバムの中でも、最新作『RAINBOW』は画期的なアルバムだ。耳の病気によるライヴ活動休止後、宮本浩次は今の自分自身と、今のエレファントカシマシを新たな気持ちで受け入れ、その上で自分達の持っている力を新しいやり方で音楽の中に注ぎ込む手法を見い出した。『RAINBOW』にはその喜びが溢れている。新しい季節に入ったエレカシ。その3年半の軌跡を振り返ったロングインタヴューの一部を『ROCKIN’ON JAPAN』1月号より抜粋してお届けする。
自分では想像だにしなかった病気で、いろんなことの答えがわかった。自分は老いていく存在で、当然若くなくてっていうのを自分でちゃんと受け入れるきっかけにさえなって
さいたまスーパーアリーナのライヴは、ほんとの意味での復活ライヴだったのかもしれませんね。バンドをやる意味合いを皆が確認できて、これからもやってこうって思える確かな出来事だった
“なからん”のようなことをほんとは思ってる人間が、それを歌えないっていう時期が続いてたのはやっぱり辛かった。だけど、ようやくこういう歌を自分のために歌うことができた。それが良かったことの第1番なんですよね
“なからん”“昨日よ”“あなたへ”“雨の日も風の日も”っていう4曲は、ストレートに歌声が生きるようなアレンジの仕方にしていて。それが最大限のこのアルバムの推進力というか、本質だと僕は思ってるんですね
“ファイティングマン”“月の夜”“俺たちの明日”“ガストロンジャー”と、全部俺たちの曲なんですよ。ようやくそういうことを、ちゃんと全部1枚のアルバムの中で表すことができた
続きは2015年11月30日(月)発売のロッキング・オン・ジャパン 1月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2016年1月号
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