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シェイプシフターとは、いろんな姿に変身する妖怪のこと。この単語を聞いて、ポジティブな印象を抱く人もいれば少し後ろ向きに捉える人もいるような気がする。人間は変化に弱い生き物で、現状維持を好んだり、変わろうと努力する人を見ると置いていかれないように足を引っ張ったりしてしまうものだ。だから周囲と馴染めるように自分を隠すことばかり上手くなってしまう。このままでいいはずがないとわかっているけど変わることが怖い。そんな人に手を差し伸べるのがこの曲だ。自分の軸を大切にする覚悟ができたら、人との接し方も自ずと揺らがないものになっていくはず。優雅に展開していくストリングス、サビでの転調、サビ中でのドラムパターンの変化など、音楽的にもコロコロと姿を変えるような楽曲構成は、変わり続けることの楽しさを直感的に教えてくれる。そしてLASTというバンド自身が、バンドサウンドだけにとらわれない自由なアーティストだからより説得力がある。変わりたいと願うすべての人に幸あれ!(有本早季)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年12月号より)
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