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“閃光”“無心拍数”“超える”……これまでに[Alexandros]が手掛けてきたアニメタイアップ曲はその内容に寄り添いながらも、バンドのど真ん中をぶち抜くようなアンセム然とした曲たちだった。でも7月からオンエア中の『鬼人幻燈抄』第2クールオープニングテーマの“Ash”はそれらの曲たちと全く異なるサウンドの曲になった。冒頭から鳴り続ける轟音ギターがどうしたってダークさを感じさせるのは「またひとつ好きなアニメが増えました」との川上洋平(Vo・G)のコメントの通りに作品の内容に寄り添ったものだろうけれど、この曲の歌詞はなんと全英語詞。それはサウンドでは作品に寄り添う部分もありながらも、タイアップだろうとあくまでも自分たちがやりたいことをやるのがロックバンドだというこのバンドの意志を感じさせてくれるし、言葉で説明しなくてもこの重厚なサウンドを聴けばアニメがどんな作品なのかわかる説得力に満ち溢れている。その姿勢もかっこよすぎる。(ソノダマン)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年11月号より)
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