聴く者すべての懐にズドンとハマるど真ん中のロック・ナンバー “Easter/復活祭”が、アジカンがこじ開けたロックの王道をアジカン自身が刷新するように高らかに、かつ挑戦的に響いてくるのが何より心強いし、嬉しい。
これだけ新旧入れ替わりが激しく、エクストリームな才能を持った新星が次々に脚光を浴びるロック・シーンにあって、アジカンが体現していたギター・ロックの王座は誰も奪えなかった。「自分の屍を踏み越えてみんなでロックを前進させてほしい」というデビュー当初の覚悟を、「自分で自分を乗り越えて、ロックを先へ進めていく」へと上書きし、震災以降の困難とも真っ向から向き合いながら死に物狂いで道を示してきたアジカン。
そんな揺るぎない「王道」を体現できるのは、やっぱりアジカンだけだ――ということを如実に物語る傑作。 (高橋智樹)
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