来日中のファイヴ・セカンズ・オブ・サマーに直撃取材! 「デビュー作から3作連続No.1!」という全米記録を塗り替えたその秘密を見た……来日ツアーは本日からスタート!

来日中のファイヴ・セカンズ・オブ・サマーに直撃取材! 「デビュー作から3作連続No.1!」という全米記録を塗り替えたその秘密を見た……来日ツアーは本日からスタート!

ニュー・アルバム『ヤングブラッド』を引っさげ、現在来日中のファイヴ・セカンズ・オブ・サマー。「スッキリ」に出演した彼らをご覧になった方も多いと思うが、そんな5SOSの約2年ぶりの来日公演がいよいよ本日2日の大阪で幕を開ける!

今回の来日はちょっと特別だ。まずはなんと言ってもこの日本公演が彼らの『ヤングブラッド』を引っさげてのワールド・ツアー、「Meet You There」ツアーの初日となるってこと。そして前作までのポップ・パンク路線から一転、大胆にエレクトロ、ダンス・ポップ路線に舵切った『ヤングブラッド』のニュー・モードを、ついに目撃できる来日だからだ。

ちなみにロッキング・オンは来日直後の5SOSにインタビューを敢行してきました! 4人全員参加の対面取材はROとしては実は初めて。勢ぞろいしてくれたルーク、カラム、マイケル、アシュトンと初対面しての第一印象は、「デカイ!」ってこと。みんな高身長だからというのももちろんあるのだけれど、何よりも前回来日からぐっと大人びた彼らの迫力、オーラが5SOSを大きく見せているのだと思う。

まさに全米チャートでナンバー・ワンを連続獲得中のバンドに相応しい風格を身に付けつつある5SOS。でも、インタビューが始まると今なおわちゃわちゃと和気藹々。そして和気藹々ながらも4人がてんでバラバラに喋り出して収拾がつかない(グループ取材では時々そういう事態が起こる)、なんてことにはならず、お互いの発言を真面目に聞いて、そこに自分の考えを付け足していく阿吽の呼吸が好感度大だ。兄貴的ポジションで皆の話をまとめてくれるアシュトン、RO本誌を丁寧にチェック(他のバンドのページも)しつつ、要所要所で話の流れを作る参謀的ポジションのカラム。そんな2人と、どちらかと言えば天然よりで、そのぶんエモく熱弁を奮ってくれるルークとマイケルのバランスが絶妙なのだ。

そう、わちゃわちゃした友達ノリの一方で、バンドのプロモーションに対して自覚的かつ誠実に取り組む彼らの姿勢は、近年成功している数少ないロック・バンドに共通しているヘルシーなしたたかさとでも呼ぶべきものものだ。『ヤングブラッド』がビヨンセジェイZの『エヴリシング・イズ・ラヴ』を破って全米1位を獲得したことは大きなニュースとして報じられたわけだが、その件についても舞い上がることなくリリース方法の違いなどを踏まえて冷静に分析。もちろん新作の新モードについての深堀りトークや、バンド・ミュージックの展望についてなど、話題は盛りだくさん。ぜひ掲載を楽しみにしていてほしい。

また、初の4人全員取材ということでRO用のフォト・シューティングもやらせてもらったのだけれど、ピシッとフレームに収まった4人の姿はクラシカルなロック・バンドの趣。懐かしさが一周して新しい、王道にしてかっこいい写真になっているのでこちらもお楽しみに。掲載はRO9月発売号です!(粉川しの)
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