ウィルコ・ジョンソン、来日ツアーのファイナルを観た!

ウィルコ・ジョンソン、来日ツアーのファイナルを観た!

ウィルコ・ジョンソン@リキッドルーム

今日もウィルコは健在! 最高のロックンロール・ショウを披露してくれた。
本人もいたって元気だったし、演奏も恐ろしくタイト。
マシンガンも放ちまくってたし、とにかくブラックのボディに赤いピックガードという、トレードマークのテレキャスターがキャンキャン鳴らす一音一音がカッコ良すぎる。
もちろん、勇気付けられて感動するといったポジティヴなものから、悲しさや寂しさといったネガティヴなものまで、あらゆるセンチメントに心を揺さぶられるライヴだったが、そのすべてをかき消してくれたのもウィルコのギター。
不謹慎かもしれないけど、それを聴けているだけで、なんだか目の前にいる人のコンディションはどうでもよくなり、とにかく熱くさせられた。
"Going Back Home"も"Roxette"も"Don't Let Your Daddy Know"も、最後の"Bye Bye Johnny"もすべて素晴らしかった。

先週の取材の際(http://ro69.jp/blog/rockinon/98612)、病気を宣告されてから引退するつもりだったけど、自分はいたって元気だし、家でなにもしないのも退屈だから、やっぱりライヴをやることにしたって言ってたのが印象的だった。
どんなコンディションであろうと、ロックすることは彼にとって至って普通なこと。
なんだか物凄いように思えるが、それが至って普通だからこそ、すべてを吹き飛ばす、あれだけ最高のパフォーマンスを披露できるんだろう。
圧巻。(内田亮)
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