それは緊張に満ちた核心――『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』。平穏と緊迫の狭間で揺れるミツキ、その胸の内のすべてを解き明かした最新インタビュー

それは緊張に満ちた核心――『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』。平穏と緊迫の狭間で揺れるミツキ、その胸の内のすべてを解き明かした最新インタビュー

現在発売中のロッキング・オン4月号では、ミツキのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「最新作には抽象的なテーマというよりも、イメージがすべての曲を結びつけていく感覚があった。それがコミュニティの中でどこか疎外されている女性。彼女の家には、大々受け継がれてきたさまざまなものが詰め込まれている。そこで私は、家というものを“人の心”のメタファーとして考え始めた」


●前作の “My Love Mine All Mine” はキャリア最大のヒットになりました。この現象とも言える状況を、どう受け止めていましたか?

「正直、自分でもよく分からない。ずっと前に、インターネットやSNSから距離を置こうと決めたから。ファンとは、ライブや、音楽、実際にその場で“やる”ことを通して関わろうって。だから実感することはあまりなかった。でも、ライブでは、本当にどうしてこんなにいろんなタイプの人が来てくれるのか、不思議なくらいだった。

いろんなバックグラウンドを持つ人たちとつながれることを、当たり前ではないと思うし、特別なことだと思う。だから毎回、ただ私がステージでショーをする、というだけじゃなくて、“共同体”のような感覚になる。異なる場所や経験を持つ人たちが一つの空間に集まって、同じ瞬間を共有している。それが本当に力強くて、確かな手応えを与えてくれる。とても満たされるし、本当に幸運だと思う」

●前作を、「最もアメリカ的なアルバムで、テーマは愛だった」と語っていましたが、このアルバムを振り返ったとき、明確な場所や枠組みがあると感じますか?

「今回のアルバムについては、まだはっきりとは掴みきれていない部分があると思う。ただ、前作のように『愛』というテーマを掲げるというよりは、『このアルバムのキャラクターは何か』『この世界はどんな場所か』を考えていた。浮かんできたのは、古い家で猫と一緒にひとり暮らしをしている隠遁的な女性の姿。その家は、もしかしたら彼女に受け継がれたものかもしれない。

今回は抽象的なテーマというよりも、イメージがすべての曲を結びつけていく感覚があった。コミュニティの中でどこか疎外されている女性。引きこもりがちで、広場恐怖症を抱えているかもしれない。そして彼女の家には、代々受け継がれてきたさまざまなものが詰め込まれている。そこで私は、家というものを“人の心”のメタファーとして考え始めた。受け継がれてきたものでいっぱいの家とは何か。それは世代的な影響や、世代を超えて引き継がれるトラウマの象徴なのかもしれない。その中でどう生きるのか。どう整理し、どう解きほぐしていくのか。

だから、短く答えるなら、まだ自分でもテーマを完全には言語化できていない、ということになる。長い答えをするなら、今回はコンセプトから始まったというより、イメージの積み重ねの中からテーマが浮かび上がってきた、という感覚なの」
(以下、本誌記事へ続く)



ミツキの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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