ブラック・サバス、遂に終幕――伝説の4人が再集結するラストライブが7月5日に開催!

ブラック・サバス、遂に終幕――伝説の4人が再集結するラストライブが7月5日に開催!

ブラック・サバスのオリジナルラインナップによる最終ライブが実現。今年の7月5日に結成地バーミンガムで開催されるチャリティーショウ(収益金は当地の慈善団体や小児病院、小児ホスピスに全額寄付される)で、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、オジー・オズボーン、ビル・ワードの4人がステージ上に揃うのは20年ぶりとなる(フルセットとしては2005年9月4日のオズフェスが最後、同年11月のUK音楽の殿堂授賞式では“パラノイド”のみ披露)。これはオジーの熱心な呼びかけによって実現したもので、同公演ではオジー・オズボーン名義での最後のライブも行われる。オジーはパーキンソン病や頚椎損傷悪化の影響で現在ほとんど歩けないとのことで、声の状態は良いというがサバスとソ口名義の出演時間はかなり短くなる模様。ただ、サポート出演するバンドやミュージシャンの顔ぶれは驚異的に豪華で、チケットは発売直後に即完売している。

今回の公演は、史上最大のメタルフェスと言っていいだろう。2月18日の時点でサポート出演が発表されているバンドは、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥール、スレイヤー、パンテラ、ゴジラ、アリス・イン・チェインズなど。トム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)が音楽監督を務めるスーパーバンドには、ビリー・コーガン(スマッシング・パンプキンズ)やチャド・スミス(レッチリ)、ジョナサン・デイヴィス(KORN)、ヴァーノン・リード(リヴィング・カラー)も名を連ねている。ヘヴィロックの歴史を総括するような並びだが、至極妥当なラインナップでもある。サバスとオジーはそれらの全てに大きな影響を与えてきたのだ。

今回の公演はある意味でライヴ・エイド(1980年代のウッドストック・フェスティバルとも言われた)の再来であり、ロック史上屈指のバンドの生前葬でもある。具体的な報はまだないが、ライブ配信も行われるだろう。間違いなく素晴らしいイベントになるはず(2013年のオズフェス・ジャパンでのサバスは最高だった)。期待して待ちたい。(和田信一郎)


ブラック・サバスの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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