文=児島由紀子
「ポール・マッカートニーが参加!」「チャーリーのドラム音源が使われている!」等の噂が最近絶えなかったザ・ローリング・ストーンズの最新作『ハックニー・ダイアモンズ』が10月20日ついにドロップされる。オリジナル曲で構成されたスタジオアルバムとしては2005年の『ア・ビガー・バン』以来なんと18年ぶり!
当初は今夏リリースの予定だったようだが、その後「今夏から始まるはずだった北米ツアーの再スケジュールが不可能になり、来年に延期に。ツアーとタイアップされる新作が出るのも恐らく来年だろう」という続報に変り世界中のファンをやきもきさせていた矢先の8月中旬、今度は東ロンドンの地元紙ハックニー・ガゼットとイズリントン・ガゼットに突如「Hackney Diamonds」と名乗る謎のガラス修理会社の広告が……! 広告に掲載された会社名が『女たち』と同じ書体で記されていたり、宣伝文句にも「Satisfaction」、「Gimme Shelter」、「Shattered」等ストーンズの曲名がさりげなく使われていたりetc.から「ストーンズの新作宣伝キャンペーンなんじゃないか!?」という報道が世界中を駆け巡りまたもや大騒ぎに。
数日後にはストーンズの公式サイトやSNSでも新作の本格的なカウントダウンが開始→9月6日には東ロンドンの会場ハックニー・エンパイア・シアターで新作の公式発表イベントが華々しく催され、久々に公衆の前に姿を現したミック、キース、ロニーの3人を米人気司会者ジミー・ファロンがインタビュー。この映像は世界中にストリーミングされていたので、日本から見た方々も多いだろう。
同イベントでプレミア公開された新作からの1stシングル“アングリー”も公開からわずか3日で2020年の新曲“リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン”の総再生回数を更新! UKを含む世界14カ国のiTunes Storeで堂々1位を記録した。今回の新曲は欧米のみでなく、日本でもTVドラマの主題歌に早速抜擢されたり、ストーンズの「18年ぶりの復活!」は既にグローバル規模の祝祭イベントになっている。(以下、本誌記事へ続く)
ザ・ローリング・ストーンズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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