現在発売中のロッキング・オン7月号では、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「この作品は、俺たちにとっちゃ美しい惨事なんだ。
だから、俺たちは建物に火を点け、それが燃えるのを眺めてるわけ、その光景がファッキン美しいから!」
●6年ぶりの新作になったわけですが、パンデミックのインパクトは本作にどう影響したでしょう? 実はもっと前に作る予定だったとか?
ディーン・フェルティータ(G&Key)
「その通り。全員でZoom会議をやって、あれは確か20年の4月? で、あの時点では全員が『まぁ、2〜3週間もすりゃ事態は収まるだろう』なんてのんきに言っていたんだ(苦笑)。『状況が落ち着いたら集まって、レコードを作り始めようぜ』と話していた。けれどもいくら作業したくても無理というか、妨げになるものが本当に多くて。だから最初の1年はほぼひたすら曲作りに費やし、可能な限りお互い近くにいるように努める、それで終わった感じだった。そうやってある意味、自分たちのレコード作りの意志を理解し合っていた。で、しばらく休みを取り、全員が戻ってきたところで、レコーディングのプロセスに着手したのが1年後くらい」
●QOTSAは居心地の悪い領域に入ること、やったことのない何かに挑戦するのを恐れないバンドです。例えば前作『ヴィランズ』(17年)でのマーク・ロンソン起用は多くの人間にとって驚きでした。今回、新たな領域に挑むという意味で全員が考えたのはどんなことでしたか?
ジョン・セオドア(Dr)
「『ヴィランズ』はある意味、QOTSAがこれまでリーチしたことのない領域へ極端なプッシュをかけた1枚だったわけだよね? で、このバンドでひとつ一貫しているのは『絶対に以前と同じものにならない』という点なわけで、とにかく全員、過度にフォーカスした姿勢とは反対方向に揺り戻そうとしたのはあったと思う。というのも『ヴィランズ』では本当に、細部ひとつひとつまで慎重に吟味したから。サウンド、アレンジ、ミックス、何もかもに細かくこだわり、どの曲も何回もテイクを重ねた。それくらい、『完璧なバージョンに仕上げる』のが大事な作品だった。だから、そこからのロジカルな発展はそれとは逆方向に戻ることだったんじゃないかと」
(以下、本誌記事へ続く)
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