ディープ・パープル、“ハイウェイ・スター”から名曲の乱れ打ち!―― デビューからのキャリア55年を、武道館が祝福した熱狂の一夜を完全レポート!

ディープ・パープル、“ハイウェイ・スター”から名曲の乱れ打ち!―― デビューからのキャリア55年を、武道館が祝福した熱狂の一夜を完全レポート! - rockin'on 2023年5月号 中面rockin'on 2023年5月号 中面

現在発売中のロッキング・オン5月号では、ディープ・パープルの来日ライブレポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。



文=増田勇一

ロックの歴史が長くなってくるにつれ、数字に対する感覚の麻痺が進んできている。ディープ・パープルが英国で結成され、デビューアルバムを発売したのは1968年のこと。つまり今から55年前の話である。そのバンドが1976年の解散、1984年の再結成をはじめとする紆余曲折を経ながら、今も存続していること自体が普通ではない。

そして、この3月に実現したのは、実に16回目となる日本上陸。しかも2018年に行なわれた前回の日本公演は、引退を匂わせる『THE LONG GOODBYE』というタイトルを掲げながらのワールドツアーの一貫としてのものだったが、その過程の中で自らの好調さと創造性に陰りがないことを確信した彼らは、そのまま活動を継続。コロナ禍の2020年には現時点でのオリジナル最新作にあたる『ウーッシュ!』が発表され、2021年にはカバー集の『ターニング・トゥ・クライム』も登場。ライブ活動もコンスタントに続いていて、2022年だけでも年間を通じて50公演以上を消化している。改めて言うが、結成から55年を経ているバンドが、である。

今回のジャパンツアーは『UNLEASHED IN JAPAN 』と銘打たれているが、この“UNLEASHED”が今年のツアー全般に掲げられた主題であるようだ。前述のように昨年も精力的に動いてきた彼らではあるが、コロナ禍の影響が長引く中で鬱積したものも多分にあるに違いない。“解き放たれた”という意味合いのこのツアータイトルはそこにも重ねられているはずだし、同時に、新布陣となったこのバンドがいよいよ本格的に動き出すことを指してもいるはずだ。(以下、本誌記事へ続く)



ディープ・パープルの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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