ザ・ローリング・ストーンズが、『ハックニー・ダイアモンズ』を発売する前日の10月19日に、NYのキャパ500人の会場でサプライズライブを行った。
ローンチパーティがあるのかも?と言われていたのが、当日の数日間前になってバンドがパフォーマンスすると判明。実は私もそのライブを観るというあり得ない機会に恵まれたのだけど、そのアンコールで演奏されたレディー・ガガとの共演の”スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン”の公式ライブ映像が公開された。
ライブは1時間弱行われた。この日のセットリスト。
ストーンズは、その前後でアメリカのTV番組にいくつか出演。
レディー・ガガとミック・ジャガーが、ライブのあった週末の『サタデー・ナイト・ライヴ』にもサプライズで出演。ガガは、ゲストのバッド・バニーの紹介で出演し、ミック・ジャガーはなんとコントに2つも出演した。
ミック・ジャガーのコント。
レディー・ガガ
キース・リチャーズは、トークショーでギターリフを披露。
インタビューの全編。
キースはまだ出番じゃないのに、最初の紹介のところで「我慢できなかった」と出てきちゃう。
同じ番組でミックも出演。冷凍庫に間違って閉じ込められたというギャグで、ここだけの秘密を打ち明ける内容。「俺の名前は本当はミックじゃなくて、リックなんだよ」と打ち明ける。
さらに同じ番組にサプライズギグが行われる前日に、ロニー・ウッドも出演。
ここで彼が「リハーサルしていた」と言ったので、リハーサルってことは明日ライブがあるんじゃないだろうか?と思ったが、この時点ではそのローンチ・パーティに自分が入れるのかも定かではなかった。この番組の司会のジミー・ファーロンと番組のバンドであるクエストラヴはDJでストーンズのサプライズギグに来ていたのだけど、翌日に番組内で、「ストーンズが近すぎてやめてくれと思った」「一生に一度しかない」と言っていたけど、本当に同感。いまだに何が起きたのか把握しきれないような空間だった。
バンドの番組出演で、個人的に一番面白かったのは、映像が日本では開かないと思うけど、CBSのインタビューだ。バンドが3人とも出演していたけど
中で、なぜ続けるのかという質問のキースの答えに感動した。
バンドは2024年にツアーする予定だとキースがBBCのインタビューで語っている。どうか来日もしますように。「まず俺たちお互いが大好きだってこと。それから俺たちが作る音楽が大好きだってこと。だけど、そういうことって普段は思いもしないんだ。
でも、チャーリーが亡くなったことで、それがいかにスペシャルなことだったのか、より分かったんだ。
ストーンズが、このメンバーであるってことに何かあるわけだし、だからどんなことがあってもここまで一緒にやってきたわけだし。
だから、ここでただ辞めてしまうなんてできないんだよ。
終わりまで行かなくちゃいけない。トンネルの終わりが来るまで続けなくちゃいけないんだ。
これは、もう俺たちより大きなものになってしまったんだから(笑)」
ザ・ローリング・ストーンズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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