グラミー賞の次はリアーナ!「ハーフタイムショーは、私のキャリアの祝福になる」と語る。記者会見映像公開。

グラミー賞の次はリアーナ!「ハーフタイムショーは、私のキャリアの祝福になる」と語る。記者会見映像公開。

グラミー賞に続いて今週末は、リアーナがハーフタイムショーで復活する!

リアーナは2016年にアルバム『Anti』が出て、その後ツアーを行っているが、なんと約6年もライブを行っていない。それなのに復活がいきなり世界一視聴率が高いイベントのひとつであるスーパーボウルのハーフタイムショーとは! リナーナの偉大さを考えると相応しいと言えるし、ものすごい勇気だ、とも言える。

そんなリアーナが今日ハーフタイムショーに関しての記者会見をニューヨークで行った。映像はこちら。リアーナが登場するのは27分くらいから。

しかしこれを見て最も驚くのは、自分でも言ってるけど、めちゃくちゃリラックスしていること。子供の頃からそうだったみたいだし、カリビアンならではの性質とも。

またハーフタイムショーは13分しかないので、その中に17年分のキャリアを詰め込むのがすごく大変で、どうしても入りきれなかった曲もあると言っている。しかし何より目標にしたのは、13分間で自分の17年間のキャリアを祝福すること。さらに、バルバトス出身の自分がスーパーボウルという大舞台に立つことが象徴する意味が大事だと語っていた。


以下リアーナの記者会見内容。

●ショーの準備で忙しくて寝てないはずなのに、輝いていますね。Fentyのおかでしょうか? またはここに来るのが嬉しかったからでしょうか?

「今日の場合は、Fentyのおかげではもちろんあると思う。まだ寝てないから。昨日の夜は会場で準備をして、今どういうわけかここに到着できたから」

●ハーフタイムショーに向けて、精神的にどのように準備していますか?

「私はスーパーボウルにものすごくフォーカスしていて、自分の誕生日がもうすぐだということもほとんど忘れていたくらい。バレンタイズデイも完璧に忘れていた(笑)。とにかくスーパーボウル、スーパーボウル、スーパーボウルしか頭にない。ものすごい準備をしているし、(ステージに)動く場所もたくさんあるし。だから今週本当にそれが試される時で。みんなが本当に集中している。動く箇所が多いから、300人から400人の人達がステージを作って解体して、8分間でそれをやらなくちゃいけない。本当に素晴らしい。ほとんど不可能だと思えるくらい」

●でもあなたならできるとみんな思っています。

「私もできると思っているけど。とにかくみんなスーパーボウルをすごく楽しみにしているし。ずいぶん時間かけてここまで来たから。毎日、どんどん完成に近付いている。今日は本当に大事なリハーサルがある。日曜日のショーにすごく重要な」

●あなたの人生とキャリアにおいて、今、このタイミングで、スーパーボウルに出ることになったことについてはどのように思いますか?

「今しかなかったと思っている。今年電話が初めてかかってきた時に、『ええええ、本当に私?』って思ったけど。私は産後3ヶ月だったから、こういう大事な決断をする時なのかしら?ってね(笑)。後悔するかもしれない、ってね。

だけど母親になると、何でもできるとも思えるようになるし。

スーパーボウルって世界一大きなステージのひとつでしょ。だからものすごく怖かったけど。だって7年間ステージ立っていなわけだからね。同時にこの挑戦をすることで、吐き出せるものがあるようにも思えた。それから自分が象徴するのも大事だと思ったし、それからそれを息子に見てもらうのもすごく大事だと思った」

●あなたが子供の頃の成績表に、先生が「彼女は、自信があり、ポジティブで、フレンドリーで、グループで活動する場合はリーダーとなり、自分のアイデアははっきりと知的に伝え、だけど何かを実行する時はすごくリラックスしている」と書いていましたよね。小さい頃から変わっていないように思いますが。

「まるで今の自分を表現されているようで、びっくりした。とりわけ、リラックスしているというところが(笑)。それってカリビアンならではだと思う(笑)。確かに私の中心にあるものは、変わらないまま。初期の頃にすごく色々なことを学んだけど。それを絶対に忘れてないから」

●ハーフタイムショーの準備について。セットリストは?

「一番難しかったのがセットリストを作ることだった。本当に本当に大変だった。13分間をいかに最大限に使うのかってことが。だけど同時にいかにして祝福するのかも大事。このショーは、私のキャリアの祝祭だから。それを最高の形で行いたいと思ってる。たった13分間しかないからそれがまず難しいところで。だって17年間の作品を13分間に詰め込もうとするわけだから(笑)。それって難しいでしょ。だからそのせいで入らない曲もある。それは仕方ないとして。でも選曲はかなりしっかりできたと思う」

●実際にリハーサルして変更などありましたか?

「もちろん。多分セットリストはここに来るまでに39回くらい変わったと思う。すごく小さな部分の変更も含めてね。ギターを取って欲しいとか。何かを削除したり足したり。または全く違う曲に変えたりね。そうやって私が何かひとつ変える度に、その他変えなくちゃいけないことが出てくる(笑)」

●女性が色々指示すると威張ってると言われたりすると思いますが、今回ショーをするにあたってどれくらい細かいところまで自分の意見を言っているのですか?

「私は威張っていると思われたらどうしようと心配するタイプでは全然ないから。生まれた時から威張ってるし。それでムカつく人がいるのも分かってるけど、でも最終的には私にかかっているから。

ショーが、素晴らしいものになるには、それを助けてくれる人がいるからで、その人達なしでは私もできないけど。

でも最終的には、それが失敗しても、成功しても、私の責任だと思っているから。だから全てに関わるようにしている。それはスーパーボウルだけじゃなくて、何であっても。メイクアップの商品だって、Savageの下着だって、何をやるにしても、私はそのうるさい女の子だから。ウェブサイトに載るものを確認したいし、口紅の名前も全部自分で付けたいし。すごく大事だと思っているし、大好きだから」

●まだ産後間もないですが、どのように肉体的な準備をしていますか?

「肉体的な挑戦は、本当に大変。理由はたくさんあるけど。まず長い間やってなかった。13分間走り続けるのは、2時間のライブを13分に入れるみたいな感じで。日曜日見れば分かるけど、始まった瞬間から止まる瞬間がない。本当の終わりになるまでね。ネタバレはできないけど。本当にたくさん詰まったショーだから。ものすごく体の負担にはなる」

●カリビアンカルチャーをショーの中で見ることはできますか?

「それが私がこれをやる重要な理由のひとつだから。象徴すること。移民を象徴すること。私の出身地であるバルバトスを象徴すること。それから世界中の黒人女性を象徴すること。それがすごく大事で、それがキーだと思っている。人が可能性を目撃することが大事だと思っているから。だから今年それができることを光栄に思っている」

●子供がいて仕事があるのはこれまでとは違いますか?

「すごく違うと思う。バランスを取るのはほとんど不可能ってくらいで。どう見ようとしても、仕事は、自分と子供との時間を奪うものだから。それが今一番大事な部分で、その意味の重さがね。だから自分がやる仕事は、それだけの価値があるものじゃなくちゃいけない」

●でもスーパーボウルはもちろんその価値があるということですよね。

「間違いなく」

●スーパーボウルでパフォーマンスすることの、カルチャーとしての重要性は?

「家からここまで長い道のりでしょ。ここまですごく美しい旅だったと思うし、自分がまさかここまでたどり着くとは思ってもみなかった。だからこれはその祝祭。だからものすごく楽しみ。バルバトス出身の私がスーパーボウルのステージに立つということがものすごく楽しみ」

●パンデミックの間にロードトリップをしたそうですが、それでリフレッシュして音楽に戻る準備はできましたか?

「パンデミックのおかげというのも変だけど、それまでのペースを落とすしかなかった。それでも、色々な規制の中で、家にいながら、エンターテインメントする方法を見つけた。ロードトリップをしたのはそのうちのひとつで。ロードトリップは前から好きだったんだけど、でもこれまではツアーの時がロードトリップだったわけで。だから、毎日ショーをしていた時を思い出して、すごくありがたく思った」

●新作については、数年前はレゲエにインスパイアされた作品と言っていました。次の作品がどのようなものなると思うか?

「音楽的には、新しくて、これまでとは違ったこと、外れていて、変なものを、探求し、発見し、クリエイトしていきたいと思ってる。ファンが聴いて意味が分からないと思うようなものであったとしても。私の音楽を聴いてきた人達が意味が分からなくても。私はとにかく演奏して、楽しみたいと思っている。音楽で楽しみたいと思ってる」

●スーパーボウルは楽しんでください。

「それは私が一番大事に思ってることだから。楽しむこと」


(以下子供たちからの質問)
●一番レコーディングが楽しかったアルバムは?

「うーむ、『Loud』をレコーデイングするのはすごく楽しくて、それから”Diamonds”。両方ともツアー中に作ったから。それで、『Anti』は初めてツアー中じゃない時に作った作品で、だから『Anti』が一番レコーディングが好きなアルバムだな」

●音楽を始めたばかりの頃、成功するのに一番大事だと思ったことは何でしたか?

「謙虚でい続けること。そうじゃなかったら、音楽産業の方からそういう気持ちにさせられるから。私の謙虚さというのは、子供の頃にカリビアンで育ったところからきていて、それから私の家もね。母がすごく謙虚な人だったし。母の母も謙虚な人だったし。だから絶対にそれを見失ったことがない。世界が私を高い場所に立たせようとするけど、いつもそれを恐れていて、だからいつも、自分の足で地に立とうと努力している。それで安心できるから」


記者会見はここで終了。最後に、

「始まった場所に戻りましょう」と言って。リアーナの子供の頃を再現するような映像が流れる。女の子が着ているのは、リアーナが子供の頃に着ていた制服と同じ(涙)。

最後に「私の人生の全てはこの道で形成された。お墓で凧を飛ばす女の子だった。だけど私は大きな夢を持っていた」。そこからスーパーボウルへ!!!

この曲に登場するJay-Zはまさか出るのか? 彼のRoc Nationがハーフタイムショーのプロデュースでもあり、自ら出ないのでは?とも思うし、出れば盛り上がるはずとも思うし。ハーフタイムショーは、レディー・ガガザ・ウィークエンドのように1人でやり切ってしまうアーティストもいるし、そうでないアーティストもいるのでなんとも言えないが。リアーナはコラボレーターが多いので果たしてどうなるやら?

CBSのセットリスト予想は、
https://www.cbssports.com/nfl/news/2023-super-bowl-rihanna-halftime-show-predictions-including-first-and-last-songs-setlist-special-guests/

Umbrella

Run This Town

Cheers (Drink to That)

Don’t Stop the Music

Pon de Replay

Diamonds

リアーナは自分のブランドから化粧品、Tシャツなど、スーパーボウルのコレクションも発表していた。



個人的に最高なのは、エイサップ・ロッキーが、「まじで、自分が誰よりも楽しみにしている」と言っていたこと。かわいい。リアーナが音楽に戻って本当に最高と言っている。

スーバーボウルは、アメリカ現地では、東海岸時間で午後6時半に開始。なので、ハーフタイムショーは午後8時ごろ。日本時間だと月曜日午前10時ごろ。通常ハーフタイムショーが終わったらすぐにNFLが映像を公開する。

忘れもしない去年の豪華なスーパーボウルはこちら。
https://youtu.be/gdsUKphmB3Y

その前の年。コロナ禍真っ只中のザ・ウィークエンド
https://youtu.be/9rhadTURsrw



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