チャンス・ザ・ラッパーが、昼間放送されている大人気のTVトークショー番組(奥様向け)『ELLEN』に出演。“NO PROBLEM”を演奏した。「最大の影響力になった」というリル・ウェインと2チェインズも参加。
映像はこちら。
http://pitchfork.com/news/68281-watch-chance-the-rapper-lil-wayne-and-2-chainz-perform-no-problem-on-ellen/
この曲の歌詞は、レコード会社は自分が音楽を作ろうとすると、音楽以外の“問題”ばかりをもたらすので、俺は契約しないで、“問題なし”でいたいという内容。なので、このライブ映像は、レコード会社の役員会議をめちゃくちゃにするという内容になっている。カニエ・ウェストが『イーザス』で、「どんなに頂点に立とうとも結局俺達は社会/会社/組織の“奴隷”なんだ」ということをテーマのひとつにしていたけど、つまりチャンスはここで、そうならないための非常にポジティブな解決策を提示/実践しているのだ。そこが彼とケンドリック・ラマーの通じるところだ。そうすることによって問題に直面している若者の意識を高めようとしている。
またインタビューのコーナーでは、なぜレーベルと契約しないかについて語っている。
「若いアーティストのお手本になりたいんだ。アーティストになる上で、陥りやすい罠に落ちないようにと伝えたいんだ。というのも、大事なのは音楽をしっかりと作ることで、誰かのビジネスになってしまうことではないから。音楽がすべて自分の手中にあったら、頑張ろうと思うものだしね」と語っている。
彼はこれまでのアルバムを、1枚も発売したことがない。
どのようにして生活しているのかと思うが、「ツアーと、そのマーチャンダイズで僕と子供とガールフレンドの生活費をまかなっている」と語っている。
まだ23歳。めちゃくちゃしっかりしているが、彼の宗教観や、父親が政治家であったことも関係しているのかもしれない。チャンスの父親は、オバマ大統領が大統領になる前にシカゴの政治家として一緒に仕事してきた。ここでは、チャンスが13歳の時にオバマに会った写真なども紹介されている。オバマに「ラッパーなんです」と言ったら、あまり真剣に受けとめてくれなかったことを披露している。
チャンスは今年ホワイトハウスで行われたオバマの誕生日会に招かれたが、あまりに酔っぱらってしまって記憶が定かでない、とも語っている。
この間も書いたけど、最新作の『Coloring Book』も無料でストリーミングしている。
https://soundcloud.com/chancetherapper