どちらも素晴らしいライヴでした。
バックホーンは完全攻撃モードというよりすこしレイドバックめなセットリストが夕暮れに映えて、“甦る陽”とか“トロイメライ”が何とも言えない優しさをたたえて胸に染みた。
TKはソロのライヴは個人的に初見だったのだが、本当に凄まじいクオリティ。TKの頭の中で鳴っている、音楽そのものと自由かつシビアに戯れるようなジャンルレスな音像が、鉄壁の演奏力とイマジネーションをもつバンドによって見事に実現していた。
客席には凛として時雨のピエール中野の姿もあり。TKはMCで、おとといピエールが33周年の誕生日だったと言って場内は拍手。時雨の時とは違って、MCもするしアンコール(新曲も!)もするTKの姿はやはり新鮮。
両バンドともにRIJF2013出演予定なので、そこへの期待もめちゃ高まった一夜になった。見上げると南東の空に明るい月。(松村)