いやまあ、すごかった。VAMPS@ZEPP TOKYO、ツアー・ファイナル。3ヶ月の間に全国のZEPPで46公演をやるというスケジュールからして驚愕のツアーだったわけだが、このファイナルを観て何より驚かせられたのは、音楽的欲望も遊び心もどんどん進化していること。
各所でいろんなサプライズが追加されていることは聞いてたが、仙台で観てきたツアーの序盤戦とは演出の面でもセットリストでも、だいぶ変わったところがある。そして、それによって実際にショウが花開いているのがすごい。K.A.Zのギターによって叩きつけられるヘヴィネスとHYDEの解放感のある歌が噛み合って、二つの大きな車輪となってショウが進んで行く。特に後半、“MASQUERADE”のあたりなんて本当にすごかったもんなあ。短期間での尋常じゃない進化、これってまさにバンドだと思う。
アンコールも終えて、最後の最後には今回のツアーDVDが1月に、来るべきニュー・シングルを春にリリースすることが発表された。HYDEは最後に「また戻ってくるからな。首洗って待ってろよ」という言葉を残してステージを降りていった。(古川)