The New House
2010.01.25 22:25
JAPAN11月号のNEW COMERで紹介したThe New House。
VIVIAN GIRLSなど来日アーティストのフロントアクトや、「British Anthems」への出演も果たした5人組のバンドだ。
昨夜は、彼らのデビュー・ミニ・アルバム『WANT ALONE BUT HELP ME』のレコ発ライヴ@渋谷O-NEST。
前半は『WANT ALONE BUT HELP ME』のカラフルな曲を次々と披露。
ポップもサイケもロックも咀嚼した都会的なセンスと、まるで身体反応のように放出される音の野性が混ざり合った独特のグルーヴが絶妙だ。
フリーキーな要素は海外のインディ・ロックを彷彿とさせるけれど、カラフルでユーモラスな楽曲は近寄りがたさを感じさせない、ファニーな人懐っこさがある。
リリース前に比べて、演奏する曲の輪郭がよりはっきりしていたのも印象的だった。
で、後半はまだ音源化されていない楽曲タイム。マイクのエコーをグッと強め、エフェクターをギャンギャンに効かせたサイケ色の強い楽曲たち。
どこかの民族音楽とか、深い森やジャングルにこだまする木々の揺らぎや動物の咆哮が頭に浮かんでくるような摩訶不思議な音像だ。これが次のモードなんだろう。
急遽やったアンコールの振り切れっぷりも良かった。(福島)