Conton Candyの東名阪ワンマンツアー「FORCE」が渋谷 CLUB QUATTROから始まった。
どのバンドも1回のライブに全力を尽くしているのは大前提だけど、それがどのくらい目に見える形で表されているかというのはバンドによってもその日のライブによってもグラデーションがある気がする。Conton Candyは、毎回ライブで命を燃やしているのがものすごくフロアに伝わってきて、昨夜は紬衣(Vo・G)のギターの弦が2回も切れてしまうほどには気合がこもっていた。
Conton CandyはCDJにもJAPAN JAMにも出演してくれていて、大きなステージでのライブも何度も経験しているはずなのだけれど、ワンマンでクアトロを満員にすることができた喜びをしっかり噛み締めながら、一音一音丁寧に届ける姿に感動をおぼえた。自然発生する大きな手拍子と大合唱には、Conton Candyがどれだけ濃く愛されているかが表れていて、単に曲がバズっただけではきっと生まれなかった、地道にイベントや対バンでパフォーマンスを磨き続けてきた「ライブバンド」だからこそ作ることができた光景だと思った。
アンコールでは11月から始まる自身最大規模9都市9公演のワンマンツアーが発表された。ファイナルは12月14日の渋谷O-EAST! 着実にステップアップしていくConton Candyがかっこよすぎるので、半年でまたさらにライブも進化していくのだろうなと、今からワクワクしている。(有本早季)
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観るたびに進化しているConton Candyのライブ、ツアー初日から既に熱かった!
2024.06.23 16:55