「JAPAN JAM2012のツボ」ブログ・その5:TRICERATOPS×杏子編
2012.04.21 13:00
「JAPAN JAM 2012のツボ」ブログ、5回目は、このセッションに関して。
TRICERATOPS×杏子(5月5日出演)
去年は藤井フミヤを招くことを事前に予告し、そして奥田民生も
加わることは事前に予告せず(というか、ほんとに直前で
決まってぶっつけでやったそうです)、まさに絶句モノの
豪華きわまりないステージをやってくれたTRICERATOPS、
今年も登場してくれることになりました。
去年のレポはこちら http://ro69.jp/quick/japanjam2011/detail/50939
で。今年はこの人。杏子さんです。
直接的なきっかけとしては、先日トライセラが行ったアコースティック・ライヴに、
シークレット・ゲストで彼女が出演した、ということがあって、
それがJAPAN JAMでも実現! というわけなのですが、
それを最初に知った時、私が思ったこと、「なるほど!」とか
「そうくるか!」とかではありませんでした。
あ。ほんとだ。まだ『JAPAN JAM』に出たことなかったわ、杏子さん。
でした。
こういう趣旨のイベントであるにもかかわらず、過去2回において、
まだ出演したことがなかった、そのほうがむしろ意外というか。
って、別に、「まだ出たことないなあ、杏子さん」とか、
以前から思っていたわけではありませんが、こうして決まってみると、
「あ、そういえばなかったわ!」と改めて気づく、というか。
なんで。ご存知のように、ソロ・アーティストとして確固たる
ポジションを築いている人ではありますが、それと同時に、
「他流試合」とか「誰かとからむ」ということにおいて、
おそらく日本有数レベルで、めったやたらな強さを発揮するアーティスト。
それが杏子さんだからです。
「だからです」って、ご本人がそう思われているか
どうかは知らないが、むしろそんなこと全然思って
いない気もするが、でも、私はそのように思っています。
おもしろいのが、杏子さんって、「とんでもねえ声が出る」とか、
「ものすごいパワーで押し切る」とか、
そういうタイプのヴォーカリストではないのですね、ご存知のように。
あのハスキーな声は、もちろんそれはもう魅力的ですが、
「ガーッともっていく」系のステージングではない。
むしろ逆で、歌自体も、たたずまいも、
どっちかというと軽やかで、かつ、フラットな感じ。
なんだけど、最終的に「もってっちゃう」のです。
ライヴ見終わって、誰が一番印象に残ったかを思い出すと、
杏子さんだなあ、という。
あれ、いつも不思議に思います。
なかなかいないのではないかと思う、
日本のアーティストで、そういう存在感の人って。
なんでだろう。
そもそものデビューが「人とのからみありき」のバンド、
BARBEE BOYSだったからかな(ツイン・ヴォーカルって意味で)、
とも思ったりするが、理由、そこじゃない気がする。
じゃあどこか、と言われると、わからないんですが。
で、「迎える側」として、トライセラがいかに磐石なバンドであるか、
ということは、去年の『JAPAN JAM』のステージを観た方はもちろん、
そうでない方もご存知だと思います。
出演は、フェス3日目の5月5日。楽しみです。
あ、あと、私、さっきから「杏子さん」って「さん」付けて書いてますが、
別に面識あったりするわけではありません。
ただ、なんとなく「杏子」と呼び捨てでは書きにくい、というだけです。
気にしないでください。
JAPAN JAM 2012のサイトはこちら。http://japanjam.jp/2012/