バンドTシャツ 前編

バンドTシャツ 前編

一昨日THE WHO、昨日スピッツのライブに行って、改めて思ったこと。というか、外タレを観に行くたびに、いつも思うこと。
グッズに関しては、海外よりも日本のバンドのほうが、はるかに先を行っている。

なんで洋楽のバンドTシャツは、ああもダサいのか。
バンドロゴ、メンバーの写真、あるいはジャケットなどが、雑なレイアウトと雑な印刷で、雑にプリントされているものばかり。
はっきり言って、着れたもんじゃない。
若いバンドはまだいいけど、ベテランで大物になればなるほど、それに比例して、その「着れたもんじゃなさ」が大きくなる傾向あり。

昔は日本のバンドも似たようなもんだったが、90年代中盤から、飛躍的にレベルが上がった。
よく知られているように、渋谷系と、インディー・パンク、いわゆるAIR JAM系の、バンドたちの功績によるもの。彼らの尽力により、バンドTシャツは「街で着れるもの」へと進化した。
特に後者は、ストリート・ブランドとコラボしたり、自らブランドを立ち上げたりもした。今アメリカでは、アフリクションというブランドが、ミュージシャンや格闘家に着てもらって人気を博したり、彼らとコラボして商品を作ったりしているが、AIR JAM系はそれを10年くらい先取りしていたと言える。

その時代の潮流から、完全に置いていかれた存在。それが、洋楽大御所バンドTシャツだ。
一体何がいけなくて、こんなことになってしまうのか。
言うまでもない。買う奴がいるからいけないのだ。

次回に続く。
写真の説明も、次回に。
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