ストーン・ローゼズのドキュメンタリーを観た
2013.09.04 10:00
ストーン・ローゼズのドキュメンタリー『メイド・オブ・ストーン』の試写会へ行った。
終始、はらはらしたりうるうるしたりどきどきしたりせずには観られなかった。
すでに様々なところで伝えられているとおり、監督は『ディス・イズ・イングランド』のシェーン・メドウズ。
良くないわけがない。
型にはまった伝承形式も、リアルな客観的ドラマ性も排したこの作品は、客観的にみればドキュメンタリーと呼ぶのははばかられるだろう。
でも、おそらく多くのローゼズ・ファンにとってそうであるように、ローゼズを愛しているということを確認すること、それを焼き付けること、そしてそれを誰かと(知らない人とでも)共有することこそが特別なんだ、と伝えてくれるのだ。
だからこそ、物理的な存在期間としては限られていたバンドが永遠になるという奇跡が起きる。
「刹那」は本来使い捨てであるのに、それがかえってタイムレスになりうるという魔法に、胸がいっぱいになった。
劇場公開は10月19日(土)から。
http://www.tsrmos.com/