イエス!!これこそThe Strypes!FUJI ROCK FESTIVAL'14

イエス!!これこそThe Strypes!FUJI ROCK FESTIVAL'14

FUJI ROCK FESTIVAL'14、いよいよザ・ストライプスのグリーンステージを目撃した。

ストライプスはとにかく大人の期待の遥か上をつねにいってみせる。

若いから、成長するのは当たり前。若いから、生き急いでるのは当たり前ーーそんな、もともとの才能がずば抜けている者たちへ課せられるプレッシャー。

もしくは、

若いから、少しくらいミスしても当たり前。向こう見ずでも当たり前ーーそんな、若者にだけ与えられたアドバンテージ。

ザ・ストライプスというバンドは、よく彼らを語る際に取り沙汰されるそうした「若さゆえ」という価値観から本当に自由なバンドだ。矛盾するようだがそれもまた、「若いから」なのだが。

ともあれ、今日のステージで思ったのは、ストライプスは『ハード・トゥ・セイ・ノー』の先にある景色をすでに見ているのだろうということだった。

シームレスに楽曲を畳み掛けていたが、パンクの性急さと、何をやる際にも突き抜けた余裕、言い換えればこの4人の、呼吸みたいに自然につながっている安定感が同居しているのがやっぱりストライプスだ。

普通は2枚目に向かう頃はちょっとアブストラクトなことをやってみたいという欲なども出てくるのだが、やっぱり自由。
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