ついに配信まで1ヵ月を切った『ガンニバル』シーズン2。CUT3月号では、主演・柳楽優弥さんにインタビューを行いました。
22年末に配信されたシーズン1の熱狂も記憶に新しい『ガンニバル』ドラマシリーズ。「人が喰われている」という不穏な噂がある供花村の真相を暴く本作において、何より目を奪うのが、柳楽優弥さん演じる警察官・阿川大悟の存在。己の信念や愛情、怒りに突き動かされ、次第に常軌を逸していく大悟の暴力的な生命力は、観る者の目を充血させる──そんな芝居を柳楽さんご本人はどこまで自覚しているのか、物語最終章を目の前にじっくりお話を伺いました。以下、インタビューの一部を抜粋してお届けします!
シーズン1の面白さって「じゃあ一体何が正義なんですか?」みたいなところですよね。後藤家(供花村を支配する一族)には後藤家なりの、大悟には警官として、いち人間としての正義があって。どんな正義も行きすぎるとエゴになりますけど、そういう行ったり来たりする心理が面白かったと思うんです。そこでシーズン2は、よりテクニカルなアクションもそうですが、この作品のある種のファンタジーを最後までリアリティを持って観ていただくためにどうするか、ということを一番意識していました
ホラーなの?って結構訊かれるんですけど、実際はまったく違うじゃないですか。特にシーズン2に関しては、アクションドラマですよね。そこにちゃんと人間模様があって、ジャンルレスになっている。「ヴィレッジ・サイコスリラー」というキーワードもつかんでいるし、すごく観やすい作品だなと僕は思ってます。あとはやっぱり観てて──自分の作品の完パケって普段あんまり観ないんですけど、ちょっと泣いちゃいましたもんね。なんで俺、『ガンニバル』で泣いてるんだろ?って(笑)。人を喰っていると言われる村、というキーワードだけ聞くと怖いんだけど、その背景にはちゃんと人間がいる
本作への確かな手応えと自信が滲むアツいインタビューになっています。近年感じるご自身が俳優業を営む「意義」についてのお話や、昨年の傑作ドラマ『ライオンの隠れ家』での芝居を振り返ったお話も。もちろん撮り下ろしフォトも掲載しています! 青い影が印象的な美麗ポートレート、こちらもしかとお手元でご覧いただきたいです。
『ガンニバル』シーズン2は、ディズニープラス「スター」にて3月19日より独占配信。CUTと共にスタンバイを!(田畑早貴)
CUT3月号は現在以下にてご購入可能です。