クリス・ブラウン、新曲"They Don't Know"にアリーヤの未発表ヴォーカルを使って大批判を呼ぶことに
2013.05.16 15:00
クリス・ブラウンは8月にリリースを予定している新作『X』からのセカンド・シングル"They Don't Know"に、アリーヤの未発表音源からのヴォーカルを使っていることを明らかにしている。
R・ケリーに見出されたアリーヤは14歳でレコーディングしたファースト『エイジ・エイント・ナッシング・バット・ア・ナンバー』でブレイクを果たし、90年代R&Bを代表するアーティストとして活躍し、映画『マトリックス』シリーズへの出演も予定していたが、2001年8月に飛行機事故で急死した。一方、クリスは09年に当時交際していたリアーナに対して顔面などを殴打するというDV事件を起こしていることから、アリーヤのファンのみならず、多くのリスナーからクリスへの批判が巻き起こっている。
エンタメ・サイトの「ホリー・モリー」に至ってはこのニュースのタイトルに「このま○こ野郎、ファ○ク・オフ」とつけているくらいで、ジェイド・ヒルというファンは次のようにツイートしている。
「そもそもアリーヤが生きていたら変態クリス・ブラウンと共演するはずがないし。こういう形でシングルに声が使われるなんて犯罪的」
さらにトゥリラリー・クリントンという人物は、昨年アリーヤの未発表トラック"Enough Said"がドレイクのラップ・パフォーマンスと共にリリースされたことも含めて次のように苦言を呈している。
「アリーヤの声をトラックに収録するという最近のトレンドは一体なんなの? アリーヤが実生活でドレイクやらクリス・ブラウンなどとつるむはずがないのは誰にでもわかるわけで、もうやめろ」
また、「キングオブサンシャイン」というファンは次のように憤りを露わにしている。
「女に手を上げるクリス・ブラウンが新曲にアリーヤの声を使うってどういう神経なわけ? アリーヤが生きていたとして、関わり合うとでも思っているわけ?」
そして、怒りのあまり息もできないという次のようなツイートもあるという。
「怒りのあまり息ができない。クリス・ブラウンが新曲にアリーヤの未発表ヴォーカルを使うだなんて、あなたのことが大嫌い2013早く今すぐ死んで」
なお、ドレイクはアリーヤの熱狂的なファンとして知られていて、ライヴでは必ずアリーヤの顔が入ったピアスを着用し、アリーヤのタトゥーを二つ身体に入れているという。また、クリスの新作『X』はファレル・ウィリアムズやケンドリック・ラマーを迎えた内容になっていて、問題の曲"They Don't Know"についてはヴィデオも「フッドで撮った」とクリスは語っていて、ロサンジェルスで撮影が行われたことも確認されている。