NAS、エイミー・ワインハウスと共演した新トラック“Cherry Wine”について語る

NAS、エイミー・ワインハウスと共演した新トラック“Cherry Wine”について語る

NASは新作で、昨年7月に亡くなったエイミー・ワインハウスと共演している新曲“Cherry Wine”の経緯について語っている。

7月25日にリリースされる新作『ライフ・イズ・グッド』からのエイミーとの共演曲“Cherry Wine”が7月3日にBBCラジオで解禁となったが、NASはこの曲が生まれた経緯について『NME』に語っている。

元々この曲はエイミーの『ライオネス : ヒドゥン・トレジャーズ』に収録された共演曲“ライク・スモーク”と同時に2008年にエイミーと行ったレコーディング・セッションで制作された音源だとのこと。どちらのトラックもエイミーの『フランク』や『バック・トゥ・ブラック』を手がけたサラーム・レミがプロデュースを手がけている。

“Cherry Wine”を思いついたのは「神様とエイミーだよ」と語ったNASはトラックがサラームの保管していたものだったのかと訊かれて次のように『NME』に語っている。「うん。サラームはエイミーの前のアルバムで一緒にやってたし、作業をずっと続けてたんだよ。あのトラックについてはなんの説明も不要だったんだ。不思議と出来ちゃっただけでね。ほんとああいうふうに起きちゃったっていうものなんだ。起こるべくして起きた曲だったんだよ。エイミーが起こしたんだね」

そもそもエイミーは『バック・トゥ・ブラック』の“ミー&ミスター・ジョーンズ”でNASへのあからさまな恋心を歌い切っていたので、"ライク・スモーク"や“Cherry Wine”のレコーディングが行われた2008年のセッションについてNASはあまり乗り気ではない部分もあったと以前『ビルボード』誌に話している。

「俺の中には“ライク・スモーク”をあんまりやりたくないなと思う気持ちも最初はあったんだけどさ……エイミーと俺とは誕生日が同じだから、妹みたいなところがあったんだよ。それに一緒にいるとほんとにおもしろかったからね。業界でよく知られている嫌いな人のことをエイミーがぼろくそに言ったりして、俺もウケまくりでさ……。みんなでね、なんとかエイミーに乗り切ってもらって、また作業を再開したいなって思ってたんだけどね」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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