RIP SLYMEの“RIDE ON”が、森田芳光の新作映画の主題歌に。9月にはPV集をリリース

RIP SLYMEの“RIDE ON”が、森田芳光の新作映画の主題歌に。9月にはPV集をリリース

3月2日にリリースされたRIP SLYMEのアルバム『STAR』の収録曲 “RIDE ON”が、2012年3月公開の映画『僕達急行 A列車で行こう』の主題歌になることが明らかになった。

この映画は、森田芳光監督が10数年前から温めていたオリジナル作品。大企業で働くマイペースな青年と、下町の鉄工所の跡取り息子が、鉄道を通して友情を育み、恋に仕事に悪戦苦闘する姿を描いており、主演を松山ケンイチと瑛太が勤める。RIP SLYMEと森田芳光のタッグは、2005年に公開された佐々木蔵之介と塚地武雅が主演した映画『間宮兄弟』以来。

“RIDE ON”は、昨年9月に森田芳光からのオファーを受けて制作された楽曲。RIP SLYME・森田芳光・松山ケンイチのコメントは以下のとおり。

RIP SLYME コメント
”男同士の友情”や”旅”といったキーワードからイメージして制作した「RIDE ON」。“ワキアイアイ”と楽しい感じが伝わればと思い完成させましたが、映画のテンポ感、世界感に凄く馴染んでいて安心しました。趣味を通じて人間が社会と繋がっていく様子が映画全体を通して自然に描かれ、ほのぼのとした風景が心を癒し、森田監督の独特の世界感、リズム感に引き込まれてしまいました。是非次回は”飛行機映画”でご一緒させて下さい(笑)

森田芳光 コメント
僕がリップの音楽に感じるところは、歌詞がリズム重視、ではなく歌詞からリズムが派生している点が素晴らしいと思う。したがって、リズムに乗りながらでもイメージがわいてきやすい。リップのビデオクリップが印象深く出来ているのもその点が大きいと思う。間宮兄弟の時に初めて主題歌をお願いしたのだが、兄弟の持つテンションのおかしさ、何とも言えない暖かさがリップの音楽にぴったりだった。打ち合わせをしても、映画的な感性がすごくあって、とてもいい仕事ができたと思う。リップのメンバーひとり、ひとりに個性がありながら、なかよく仲間として音楽活動をしていることが、とても、うらやましかった。今回の映画、僕達急行でも、僕ははじめから、リップに主題歌をお願いしたいと思っていた。主人公二人が仲良く、鉄道を介して友情を温める感じが、リップの友愛のセンスにピッタリだと思った。リップは忙しいにもかかわらず、僕らの撮影現場にまで来て打ち合わせをしてくれたのだが、それが、こういう曲になったとは、正直びっくりした。あまりに映画そのものの曲なのだ。そのライド感、暖かさ、主人公の気持ちを言っているような歌詞、いいなぁ!この曲をテーマにして、男子も女子も寂しいときは、みんな僕達急行に乗り込んでもらいたい。

松山ケンイチ コメント
Take The A Train(A列車で行こう)を越える名曲が誕生したと思います。これから皆さんこれを聴いて電車に乗りましょう。

また、9月28日にPV集『GOOD TIMES DVD ~The Complete Music Video Clips 2001-2011~』がリリースされることも発表となった。デビュー曲“STEPPER’S DELIGHT”から、最新作“JACK GOES ON”までの全28曲が収録される。初回盤には、PV撮影時のオフショット映像が収められるほか、全シングルと非売品のプロモーションCD等のジャケットをプリントしたポストカードが30枚封入される予定。
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