カサビアンはリキュール酒のサザン・コンフォートの瓶を交えたバンド史上最悪の摑み合いのケンカについてNMEに語っている。
ギターのサージ・ピッツォーノはこう説明する。「1度、サザン・コンフォートの瓶を交えた事件もあったよね」。
「そんなことあったなー、パーソナルなことだから、あんまり話すわけにはいかないけど」とボーカルのトム・ミーガンが遮ってから、こう続ける。「でも、かなりの流血事件になったんだよ。誰かさんのまぶたが切れちゃってさ、めちゃくちゃ痛えっていう。残念ながら、あの瓶をまともに顔に食らったのはつまり、この俺だったわけなんだけどね」。
その一方でフォールズのボーカル、ヤニス・フィリパキスはバンド最悪の摑み合いのきっかけとなったのはやかんだったと語っている。
「最悪の殴り合いになったのは(キーボードの)エドウィン(・コングリーヴ)が電気やかんをコンロに載せっぱなしにして、結局、溶けちゃったことだろうね。家が2週間溶けたやかんの臭いで充満しっぱなしになって、そこからケンカになったんだ。あれは最低の出来事のひとつだね」
クリブスなどはピザなどを投げつけることもあったとか。
「ジョニー(・マー)が加わる以前はバンドとは関係のないようなことでいつも殴り合いになったりもしてたんだよ」とギターのゲイリー・ジャーマンは説明する。「1度、ロス(・ジャーマン)が電話でぼくの真似をやってて、むかついたからそのままピザを投げつけてやったこともあったし」。
食べ物繋がりでいくと、マッカビーズは諍いの際、すぐ手元にあったマヨネーズのパックを自分の武器にしたとか。
「1度、フェリックス(・ホワイト)にマヨネーズを顔にぷしゅっーってかけられたから、そのまま顔を殴りつけてやったよ」とボーカルのオルランド・ウィークスは証言する。
「ああ、確かにね。おまけにいつもこの話をするんだよね」とフェリックスも語った。
一方、デルフィックのメンバーは基本の殴り合いに忠実だという。
「ぼくたちの場合、あんまりケンカはしないんだけど。ボーカルのジェイムス(・クック)が悪ノリしすぎるところがよくあるから、1度、張っ倒してやったことがあるけどね」とキーボードのリチャード・ボードマンは語る。「ぼくはその時のことをもうよく憶えてないんだけど、とりあえず、ジェイムスの片目が青痣になってたよ。でもって、ぼくの親指が脱臼しちゃったんだよね」。
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