スペースメン3やスピリチュアライズドに関わったアーティスト、ナッティ・ブルッカーがアルバム・ジャケット展を開催
2010.06.17 21:17
スペースメン3やスピリチュアライズドとのコラボレーションでも知られるアーティストのナッティ・ブルッカーが自身のキャリア全体を振り返るアルバム・ジャケットの個展を開く。
ナッティはスペースメン3の中核メンバーだったジェイソン・ピアースとピート・ケンバーにブルースとゴスペルを紹介した人物としても知られていて、スペースメン3のデビュー・アルバム『The Sounds of Confusion』ではドラムを担当していた。
アルバム・ジャケットについてはスペースメン3の最後のアルバム『回帰』やスピリチュアライズドのファースト『レイザー・ガイデッド・メロディーズ』を手掛けたことでも知られている。
今回の個展は、スペースメン3やジェイソンのスピリチュアライズドのメンバーでもあったウィル・カラザーズがキュレーターとなって企画したものだが、ウィルによれば、ナッティは実は末期ガンにかかっているという。
ウィルはこう語っている。「ナッティは天才で、純粋で、シンプルな人なんだ。アーティストとしてイギリスの音楽シーンにもたらした影響は計り知れないものなんだよ。ただ、多くの人が知らないのは、ナッティが末期ガンにかかっているということで、だから、ナッティの作品をこうして買えるのはこれが最初で最後の機会になるっていうことなんだよ」。
ナッティの作品はサインとナンバリング付の14作品を1セットにしたものが1200ポンド(約17万円)、バラでは150ポンド(約2万円)で販売される。
展覧会はロンドンとシェフィールドで行われる予定だが、ロンドンでの会場にはウィルとピートも来場する予定。会場ではかつてのメンバーなどでライブ演奏やDJセットも行われる予定だ。ロンドンの会場からジェイソンの自宅は近いらしいが、ジェイソンの出席は定かではないという。
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