自身が率いる新バンド、カール・バラー・アンド・ザ・ジャッカルズとしてのファースト・アルバム『レット・イット・レイン』を2月18日に日本リリースしたカール・バラーの最新インタヴューが、発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載されている。
2010年発表の初ソロ作から大きく変化した『レット・イット・レイン』のサウンド面について、カールは「正直ダーティ・プリティ・シングス解散後の数年はギターを触るのさえ苦痛だった」と振り返りながら、次のように語っている。
「でも数年前からやっとそういう自分のギター・アレルギー、恐怖症から少しずつ解放されてきたんだ。きっかけになったのは、2010年夏にザ・リバティーンズがレディング&リーズ・フェス出演のために再結成したことかな。あの頃リバの4人がまた久々にスタジオに集まってリハーサルを始めて、数年ぶりにギターを手に取ってジャア~~ン!って鳴らしてみたら凄くいい感じで、あれでふっきれたというか」
また、再始動したザ・リバティーンズと並行してザ・ジャッカルズとしての活動を行うことの意義について問われると次のように語った。
「……リバティーンズでは表現しきれない部分が今も俺の中にあるからかな。自分のそんな面を出したらまたピートと大喧嘩になってリバティーンズまで壊れてしまいそうな自分のダークな部分を表現する場が必要だったからというか。という意味でもザ・ジャッカルズは今の俺にとって無くてはならないバンドなんだ」
インタヴューではさらに、アルバムのアートワークやボブ・ディランからの影響、本作のプロデュースを手がけたザ・ブロンクスのジョビー・J・フォードについて、リバティーンズの新作レコーディングの進行状況などについても語られている。また、「コレポン通信」のページでは本インタヴューの番外編をお届けしている。
『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/119405