宮本浩次「五周年記念 birthday concert GO!」を観て思ったこと
2024.06.12 22:43
恒例となった宮本浩次のバースデーライブ、そしてソロ活動をスタートして5周年記念ライブでもある。会場はぴあアリーナMM。
JAPAN最新号でのインタビューで宮本はやりたかった音楽を「一巡した」と言っていて、今日のセットリストはまさしくそんな「一巡」を、通り過ぎたものにも再び光を当てながら丁寧に余す所なく見せてくれるものだった。
小学校4年生の時にNHK「みんなのうた」として歌ってシングルリリースされた“はじめての僕デス”と今の宮本がデュエットしたのも微笑ましかったし、初の大ブレイクしたアルバム『ココロに花を』のラスト曲“OH YEAH!(ココロに花を)”を久々にやったのもグッときたし、これも滅多にやらないエレカシの“おかみさん”は度肝を抜かれるくらいかっこよかったし、花道の先端にいる名越さんとキタダマキさんを生まれて初めて見れたし、本当にこれまでの道のりのすべてに光が当たったような内容だったと思う。そしてこのバースデーライブから、また新しい季節が始まるんだなと思えた。(山崎洋一郎)
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