もうかなり長い間アルバムが出てないのだから、いくらサカナクションとはいえさすがにライブが型にはまり気味になってもおかしくない。
だが、この5年以上、単独ライブにおいては毎回様々な新企画を導入して斬新な手応えを与えてくれている。
今回は、通常のライブにサカナクションのMVを手掛けてきた3人の映像クリエイターが参加。
それぞれサカナクションの世界を熟知しているわけで、音と映像の最高のセッションだった。
中でも田中裕介の、「踊る」「魚」「街の風景」といった複数のモチーフをAOI YAMADAの素晴らしい身体表現を通して描いた映像は圧倒的だった。
サカナクションの楽曲の物語とパラレルに流れるもう一つの物語を浮かび上がらせていた。
新曲も3曲披露してだいぶんブラッシュアップされてきたし、そろそろアルバム、仕上がってきてるのではないでしょうか。(山崎洋一郎)
サカナクションをEXシアター六本木で観た
2018.12.04 23:06