ハイチ震災、あの「悪役」もチャリティ支援。

例のレイジVS Xファクターのシングル1位争奪戦以降、
一躍「時の悪役」としてここ日本でも知名度を上げることになったのが、
英オーディション番組「Xファクター」の仕掛け人、サイモン・コーウェルである。

以前にもココ(http://ro69.jp/blog/kokawa/ymd:20091218)でそのニュースはお伝えしたとおり、
コーウェルという人は悪役と言うかそれ以上に悪人顔と言うか、
とにかく嫌われ者キャラを上手に音楽ビジネスに利用したおっさん(大富豪)である。

そんなコーウェルが英首相ゴードン・ブラウンと英タブロイド誌THE SUNの要請に応え、
ハイチ震災の救援活動を支援するチャリティシングルのリリースを即決したというニュースが。

http://www.nme.com/news/cheryl-cole/49348


NY中村ブログやRO編集部ブログでもいつくかご紹介しているように、
ハイチ震災の支援にむけたポップ・ミュージック界の動きは極めて迅速で、
各地であらゆる種類のアクションが、しかもかなり大規模なアクションが既に起きているが、
コーウェルも「48時間以内にチャリティシングルの内容をつめたい」と話をしている。
彼が音頭を取るこのシングルにはシェリル・クロウやビヨンセ、
レディ・ガガやロビー・ウィリアムスの参加も噂されているという。

一国の首相が音楽業界の何某にこういった種類の要請をする、
というのは日本では考えられないことだけれど、
また、コーウェルという人物がチャリティを巧妙に利用する可能性も大だけれど(てかするだろう)、
少なくとも国としての支援が後手後手に回っている今の日本の恥ずかしい状況を思えば、
とにかく打てる手はどんな手でも打つ、
そのアクションは人の生体反応として正しいとしか言いようがない。
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